めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その146〉日本語でソレは!~中国語編 (italki)

とある中国人の生徒さんの話です。

 

「日本語ってさ、漢字使うから、

 中国人には確かに有利なのよね。

 でも、だからこそ落とし穴にハマるのよ」

 

落とし穴??

同じ言葉で意味が違う単語です。

 

有名なのだと「手紙」ですね。

日本語では紙に思いや用事を記して相手に

送るものですが、中国語では。。。

トイレットペーパー

 

「手紙を送ってね、と文字で書くと

 え・・・って感じよ。」と言ってました。

 

別の私の生徒さんは悲劇的な間違いを

してしまったことがあります。

日本への出張時に、取引先の会社の

バーベキューに招待されて行ったそうです。

取引先の社長は大変若い方で、その傍らには

若い美しい女性がいたそうです。

 

そこで言ったんだそうです。

「愛人ですか?」

 

(ΦωΦ) オモエバトオクヘキタモンダ…

 

熱いバーベキューの炎も凍りつくような

リザードが駆け抜けたそうです。

 

中国語で「愛人」は、恋人や配偶者を

意味するそうですね。

全く同じ字なのですが日本語は全然違います。

 

日本語や中国語を勉強する時、漢字はかなり

大きな壁になってしまうことがあります。

ですから、中国語話者の生徒さんにとって

日本語は有利!といいたいところですが

やはりそれほど甘くは無いみたいですね。

 

中国語のなかでも、上海語など、南の

方のことばを話す生徒さんは、

日本語との類似性がもう少し高いようで、

「Mandarinだけを話す人たちよりちょっと

有利だよ」と教えてくれました。

言語学的にどうかではなく、

 あくまでも生徒さんの意見です)