めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その51〉開始:4 日本人の言語行動 (NAFL)

さあ、9冊目です。どんどん進みましょう。

 

言語行動とは、言葉によって人が行う思考・

表現・伝達の行動および、これに対応する理解・

受容・反応の行動を意味します。

 

・・・???

 

要は、言葉をどのように使うかということです。

(たぶんね、すいません、まだ勉強中で ^^; )

 

これはおもしろいですね。テキストは、教科書と

いうより、読み物というかんじです。

 

例えば、多くの言語には感謝の気持ちを表す言葉

がありますね。

 

日本語なら「ありがとう」

韓国語なら「カムサハムニダ

中国語なら「シェシェ」

スペイン語なら「グラシアス」 

ポルトガル語なら「オブリガード」

 

しかし!

 

使う頻度や状況は言語によってかなり違います。

そして日本語学習者が「ありがとう」と日本語で

言う場合、(私の独断と偏見ですが) 母語の影響は

かなり大きいと思います。

 

韓国語や中国語話者の生徒さんは比較的

「ありがとう」の使用頻度が低い気がします。

もともと「先生」という立場の人に対しての

敬意が大きいので、そういう人に対して、

ありがとうと頻繁に言うべきではない、という

感じがします。

 

それに対して、ラテン語系のスペイン語

ポルトガル語話者の生徒さんの場合は

「伝えてなんぼ!」みたいな感じがします。

むしろ大仰なくらいに感謝や褒め言葉を

ガンガン使いたい。

これは先生の立場がどちらかと言うと

生徒と対等に近い感覚だから、親愛の情を込めて

たくさん伝えているような気がします。

 

同じ「ありがとう」でも使われ方も伝え方も

かなり違います。

 

ちなみに日本人の私が「この前はありがとう

ございました」というと、中国や韓国の生徒さん

が「???」という顔をすることがあります。

「水くさい」みたいな感じなのかな?

 

このテキストに同じような例が出ていて

びっくりしました。

どうも「もっとほしい!」と督促してるような

感じがするようです。

 

同じことをラテン語系の生徒さんに言うと

「あっらー!気に入った?でしょ?いいでしょ?!」

みたいに、えらく話が盛り上がります。

こちらはわりと喜ばれるような気がします。

(ということは言わなかったら「反応薄っ!」

 みたいな感じなのかな?)

 

テキストを読みながら、いろんな生徒さんの顔が

浮かびました(笑)