めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その412〉生徒さんの自慢話

「ちょっとみなおしてくれました?」←生徒さんがニヤニヤしています (・o・)

 

先日のレッスンで「自慢したいこと」について話しました。いろんな話がきけてかなり面白かったです。自慢という言葉の意味の解釈も、生徒さんの母語によってかなり違っています。純粋に「すごいでしょ?!」という話もあるし、日本語上級の生徒さんだとちょっと嫌味や皮肉を混ぜたハイレベルな話を聞かせてくれます。

ご家族が軍人で「国の英雄、私の誇り、自慢です」という方、〇〇大統領にセルフィーとサインしてもらったことがありますという方、実は大阪に留学していたので関西弁が話せますという方、投資で大きく当てましたという方などなど。

その中にお一人、日本での生活が長い生徒さんがいました。「私、あんまり自慢できるようなことないんですよねぇ。」とぼやいていると・・・

はたと思い出したように「きんぎょ、〇〇って知ってますか?」

それはきんぎょ世代には特に名を知られたミュージシャンで、世界でも活躍していらっしゃる方です。もちろん知ってますよ。

「私ね、むかし音楽関連の仕事をしてたんですよ、若いころね。それで同じステージに立ったことがあるんです。」

・・・(´゚д゚`) ま、マジっすか?! 

びっくりしすぎて言葉がでないきんぎょに「あ、きんぎょ、疑ってるでしょ。ちょっと待ってね。」というとスマホをゴソゴソ。

「ほら。」そういって見せてくれた写真には、そのミュージシャンと肩を組んでる生徒さんの姿が。ご、合成ちゃうんすか?

「この頃はね、まだ彼も小さなステージによく出ててたから。私がすごいわけじゃなくてね。ははは。」

いやいや、すごいっすよ!

「いやあ、懐かしい。あの頃はね・・・」と、そのミュージシャンとの思い出話をしてくれました。

生徒さんの人生の一端を知ることができてなかなかおもしろいトピックでした。