めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その624〉無料!日本語教育の知識update〜TCJ(東京中央日本語学院)動画

きんぎょ、平日のお仕事の時給が上がることが決まりました。たぶん8.5%くらい上がります。う、嬉しい。次の更新で1年経過が視野に入るので、そんな話を出したんですが、出して良かったです。

そんな時に、はてなブログのオススメで、自分の過去記事が出てきてました。ちょうど去年の今頃、家族から「日本語の先生やめて転職せよ命令」がでたようです。依頼があった仕事の支払いは入らないし、なかなかに辛い2023年の2月でした。それを思うと幸せな2024年2月です。

 

さて今日のトピックへ。

細々と日本語教育の勉強を続けているきんぎょです。レッスンは少なくなりましたが、一応続けています。こんなきんぎょでもまだ需要があるって嬉しいです。

現在のところ、平日は仕事、夜はオンラインの日本語レッスンをしている状況です。時間の都合もあり、勉強内容は下記の3つに絞っています。

①こせんだ先生の2023年版の日本語教育能力検定試験コースの動画の視聴

②赤本を読む

③TCJ(東京中央日本語学院)の動画視聴

 

今日はこの③について書きたいと思います。

オンラインで日本語を学ぶのと、日本語学校で学ぶのでは、内容も趣旨も資格も全部違います。きんぎょはオンラインでだけ日本語を教えていますが、生徒さんの中には日本語学校や日本語教室で学んだ経験がある生徒さんはけっこういます。

そんなわけで、オンラインで日本語を教える人でも、日本語学校(教室)でどんなことをしているのか、知っておくのはけっこう重要です。知らないと、生徒さんが訴えている疑問や困りごとの意味が分からないということもままあります。

あときんぎょのように、教授法をガッツリ学んだわけではない人の場合、(実際にやるかどうかはさておき)プロの先生がどのように教えているのかを知るのはものすごく勉強になります。

そもそも直接法でガッツリ教えている様子や、他の先生のレッスンって、なかなか見ることがありません。知るって大事〜。

また、最新の日本語教育の動向や知識を定期的にアップデートするのは重要です。どうしても自分の経験や知識に頼りがちなので、できるだけ新しい知識を入れるようにしています。

そこでオススメなのが東京中央日本語学院(TCJ)のYoutubeです。

日本語の授業って何をするの? 日本語学校の初級/中級/上級の違い - YouTube

 

コロナ禍に多くの日本語学校が動画を作成されていましたが、日本語を教えている(たい)人向けでは、このチャンネルがダントツ優秀です!

何がいいのか?

①継続的に動画を出している

コロナ禍が開けた2024年になっても継続的に動画を作成されているのがそもそも凄い。おそらく生徒さんが戻り始めたのでどこの学校も多忙になり、2023年あたりから更新する学校は少なくなったんですが、今でもかなり手の込んだ有料級の動画を継続的に出されています。継続されているので、フォーマットや方針にブレが少ないので見やすいです。

②ターゲットを「日本語教師になりたい人」や「日本語教育の知識をアップデートしたい人」に絞っている

もちろん生徒さん向けの動画もあるんですが、特に最近は上記の人たちに絞っている感じで、実際に勉強になる内容にフォーカスを当てています。学校褒めちぎり型の動画が少ないのも特徴です。

③自校以外の先生とのコラボ動画がある

日本語学校の動画だと、大抵は自校の先生が自校のアピールを兼ねて作成します。ですが、こちらの動画は自校以外の、タイプの違う先生とのコラボ動画がたまにあります。これが面白いんです。オンラインで指導する先生、間接法を取り入れている先生、Youtubeなどで著名な先生など、いろんな方とのコラボ動画があり、外部との交流がある様子自体に良さを感じます。オンラインで指導する先生も視野に入っているという感じが、きんぎょにはちょっと嬉しいです。内容としては、違いや特徴などの視聴者の知りたい内容だけではなく、現役の日本語の先生の視点からみた質問などもあり、勉強になります。

④実際のレッスンの様子や指導法などバリエーションが豊富

こんなに無料で見せてええんっすか?というくらい豊富です。なので実際には行ったこともないのに、学校のことをよく知っている気分になります。生徒さんから「東京でオススメの日本語学校ない?」と言われた時、行ったことないけど自信満々で紹介してしまいました。

⑤オンラインの先生も勉強になるフレームワーク

動画なので当然オンラインで見せてくれます。普段生徒さんが受けている立場とちょっと似ています。どんな見せ方をしたら見やすいか、どんな進め方をしたらわかりやすいかが一目瞭然です。