生徒さんの中にはご自身のルーツが日本にある方がちらほらいます。
先日のレッスンではそんな生徒さんと「名前」について話していました。
ご自身のお母様が日本名を持っているそうで、その話になりました。このお母様の小さな悩みは名前に「子」がつかないことなんだそうです。それもウン十年の悩み。
日本人の女性は「子」がつくのに、私の名前にはついてない。
実際には、現代の日本では「子」がつかない女性のほうがずっと多いと思います。
ですがそのお母様の世代なら、たしかに日本や日系のご親族(女性)の名前は「子」がつく人ばかりだったかもしれません。
このお母様のご家族が「子」という文字をつけなかった理由ですが、おそらく現地の発音の習慣に合わせると、「子 ko」がつくと男性の名前のように聞こえるから避けたのではないかと思われます。
お母様の他の兄弟姉妹のお名前を聞いてみると、女性は女性の名前に聞こえるようにa や i で終わるように名前をつけたように感じられました。
でも当のお母様のお名前もとっても素敵でした。そんなに悩む必要ないのに。
ふと思い立って、お母様のお名前の漢字を聞いてみました。すると「知らない。たぶん本人も知らない。」
そんなわけで、お母様の名前に漢字をつけちゃえ~!という企画をやってみました。
いくつかきんぎょがアイデアをだして、生徒さんが意味を聞いてから選びました。
「お母さんにすぐ電話するわ、絶対喜ぶわ!」
気を良くしたきんぎょ、調子にのって命名札もどきのドキュメントをつくって、筆ペン書体で大きく漢字の名前を書いてプレゼントしました😂