「きんぎょ、これ、こうすいんですよ。」生徒さんが買ってきたばかりのシャンプーを見せてくれました。
???
たまに生徒さんと話していると知らない日本語と出会います。
最初の文章、何が言いたいかわかりますか?これを漢字に変換すると、何となくわかりますよ。
「きんぎょ、これ、香水んですよ。」
こうすい=香水や整髪剤などの良い香りを表すい形容詞、らしいです。
こうすい、こうすくない、こうすかった、こうすくなかった、、、活用できるけど、存在しないよ~。
確かに「い」で終わってるけど、これは名詞で、形容詞じゃないよ、と説明すると、生徒さんがフリーズしました。
この生徒さんは海外にお住まいで、小さい頃から現地語がわからない日本人の祖父母、曽祖父母世代がいたのでわりと日本語に親しんでいたそうです。世代から世代へと受け継がれる中で、現地の概念と混じった日本語や、家族の中でしか通じない?日本語がいろいろ生まれたようです。
「方言なんかにもない?全く通じない?」ショックを受ける生徒さん。
ネットで調べましたがやはりなさそう。。。
試験では❌ですが、ご家族の歴史を感じるなんとも素敵な日本語でした。