italki のきんぎょのページを見ると、直近3ヶ月のレッスン数が表示されています。今は10月ですから、7~9月です。ええ、地の底を這うようなレッスン数が表示されています。口が裂けても仕事とは言えないレベルの数ですわ。。。
前回の〈その450〉で、日本語の動詞を辞書形(原形)から教えるか、ます形(たべます、のみます)からやるかについて書きました。
辞書形から教える人、初めて見たと言われたことがあるくらいなので、少ないのかな?
きんぎょの場合は、辞書形からというよりは、動詞と形容詞の活用を先にやってしまうという事自体がびっくりされます。
形容詞の場合は、活用といっても、よく使う単語や間違いやすい単語を数個選んで、非過去の肯定・否定と過去の肯定・否定を一気にやってしまう、というだけです。他の難易度の高い活用については、特に希望がない限り初中級以降くらいで出します。
理由は2つあります。
① やる気のあるうちにやってしまいたい
日本語やるどー!と一番盛り上がってるのはやはりレッスンを始めたばかりの頃です。後になるとやはり下り坂、谷底、地獄、みたいな時期も出てきます。簡単な会話フレーズを覚えたら、鉄は熱いうちに打て方式でアタックします。
② ヨーロッパ言語は学習初期に動詞の活用をやるので、違和感がない生徒さんがまあまあいる
レッスンをしていると、既にフランス語やらイタリア語やら、ヨーロッパ言語をかじったことがある生徒さんは結構居ます。そんでもって、アジアの言語は日本語が初めてという生徒さんも多いです。
そうすると、最初に動詞の活用をガッツリやるというのは、それほど違和感がある理由やないんちゃう?と思ったわけです。実際きんぎょがヨーロッパ言語を勉強したときも、動詞の活用を覚えるのは、だいたい最初に一括してやりました。そうすると、途中でその言語の学習を止めたとしても、その知識はそれ以降も使えるんです。
この方法が良いのか悪いのかはわかりませんし、来年には全く違う方法でやってるかもしれません。2022年現在のきんぎょの指導方法です。
外国語としての日本語については、学習方法にある程度選択肢があるべきだときんぎょは考えているので、これも考え方の一つということで、ご参考までに書いてみました。