アニメやドラマは日本語学習に使えるか?
時々生徒さんと話題になります。
きんぎょの生徒さんの話しをまとめると、日本在住の生徒さんは80%くらいが「ダメ」と言います。「実際には絶対使えません」とのこと。
確かにそのままは使えないことが多いですね。
きんぎょの場合は、海外在住組には映画・ドラマ・アニメ・日本語サークルetc...とにかく何でもいいので日本語関連のものに接することをオススメしています。
日本語に触れるチャンスが乏しい生徒さんにはアニメは日本語テキストであり、時にはモチベーションそのものでもあります。
きんぎょと会話のレッスンをしているアニメ大好き★海外在住生徒さんの例です。
日本語教室に通ったこともあって、一般的なRu verb, U verb なんかのルールは習ったことがあるのですが、動詞の活用がとにかく苦手でした。
話をしていて気がついたのですが、この方、登場人物のセリフを完コピしてるんです。特にジャンプやサンデー系のアニメが大好きなんでセリフを丸暗記してるんです。
「死ね!」「食え!」「行け!」「ぶっ飛べ!」「はぜろ!」「来い!」
・・・ん?全部命令形 😂
少年(青年)漫画って、たしかに命令形が多いですよね。
特にアクション・バトルものだと。
ふと生徒さんに「『来い』と『〇〇しろ』以外なら、『〇〇ろ』のやつはGroup 2 、それ以外は Group 1 だよ」と言うと、目が点。
「え?てことは『生きろ。』は Group 2?」
はい、そうです。
・・・生徒さん、ますます目が点。
そう、活用した形をすでに沢山知ってたけど、それで何Groupか判別できると気がついてなかったんですね。
ルールを先に覚えてから勉強するよりも、ある程度情報を頭に入れてからカテゴライズする方が覚えやすい生徒さんもいるようです。
マンガのセリフは、そのままは使えませんが、使い方次第では宝の山だと思います。