めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その341〉日本人配偶者をもつ日本在住の生徒さんのお悩み

前回<その340>では、超上級クラスの生徒さんについて書きました。今回も続けて、きんぎょの生徒さんのことについてちょっと書きたいと思います。

きんぎょのクラスで、レベルを問わず多いのが「配偶者が日本人で日本に住んでいる」という方です。すでに日本語を勉強したことがある場合が多いです。

このグループの中にはちょっと難しい状況にある生徒さんがけっこういます。

そもそもすでに日本語学習にウンザリしていたり、日本語学習をめぐってご家族と揉めている方が多く、最初の数レッスンはグチを聞くだけで終わることもしばしばです。(きんぎょのレッスンの場合は、生徒さんがよければグチを話すだけで終わってもかまいませんが、できれば日本語で話すよう促します)

ある程度グチを言って生徒さんがスッキリしたら、きんぎょから日本語学習について提案します。

① 配偶者やその家族に日本語指導を期待しない

このタイプの生徒さんの多くが、配偶者とそのご家族との間に日本語学習についての不満やストレスを抱えています。思ったように教えてくれない、ほめてくれない、注意ばかりされる、怒鳴られた、などが主な不満です。

きんぎょとしては「先生」と「配偶者 or 家族」は完全に分けたほうがいいと思います。家族はビリー隊長のようには褒めてくれませんし、励ましてもくれません。先生は「対価」を頂いているからこそ忍耐強く付き合えるし、励ますし、時間もとれます。でもそれと同じことを「無償」で期待すると、ご家族の関係までも悪くなってしまいます。

② 先生は複数でもいい、相性のいい先生を探そう

やる気が上がらないとできないタイプの生徒さんの場合、相性の良い先生を探すことも大事です。italki で30分のレッスンをたくさんやってみて「あ、この先生と話すと楽しいな」とか「趣味の話ができるな」とか、相性の良い先生を探すことお勧めします。(きんぎょでもいいよ😁)

テキストを使って丁寧に学習するのも大事ですが、このタイプの生徒さんの場合、圧倒的に足りないのはアウトプットの機会です。日本に住んでいるのに?配偶者が日本人なのに?と思うかもしれませんが、きんぎょはそう感じます。

書いてもいいし、話してもいい、でも恥ずかしがらずに思う存分アウトプットする機会を確保するために italki などで定期的にレッスンすることを勧めます。(きんぎょでもいいよ😁)

 

日本語のセンセイを始めてびっくりしたのが、日本での生活、特に日本人配偶者・そのご家族との生活についての相談の多さでした。

どうまとめるべきか、本当に書くべきか迷ったのですが、意外と多いお悩みなのでどなたかの参考になればと思い、書いてみました。