めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その359〉レッスンの受入とお断りのベクトル

「あなたは追い込んだレッスンをすることができますか?」

italki でこんなメッセージを頂きました。

日本語を勉強している方で、コロナ後の日本での生活を目指して真剣に勉強しているから目標レベルまで押し上げるようなレッスンをしたい、とのことでした。

皆様がセンセイの立場ならどう返事をしますか?

結局、きんぎょはできないので、他の先生(特にプロの先生)にお願いした方がいいと思いますよ、と返事をしました。

日本語チューターをするまでは気が付かなかったのですが、センセイとは何でも教えられる人ではなくて、やはり限度限界があります。

向き不向きや得意不得意などの適正もあります。

ですので当然ですができないレッスンがあります。

きんぎょ、最初はこれがわからず頑張って頑張って・・・体調を壊しました。

本来はレッスンを受け入れるのと同じベクトルで

お断りもあるべきなのではないかと頭では考えるのですが、

最初はそれがどれほど難しかったか・・・というかお断りは罪悪だと思っていたし、

遠回しな表現で理解してくれない生徒さんにイライラしたりしていました。

センセイ歴もウン年となり、痛い思いをしながら学習しました。

この辺りが同僚がいない仕事のちょっとつらいところだな、と思います。

 

italki でセンセイを始めて学んだことの一つに、「No」が言えるようになったことがあります。日本人はNOと言えないといいますが、きんぎょもあまり言いませんでした。

会話のレッスンで「きんぎょだったら、このときどういうふうにNOっていうの?」と聞かれて実演すると生徒さんが目を丸くするレベルで遠回しに言えます😅

日本語ネイティブスピーカーの面目を辛うじて保っております。