めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その228〉#新生活が捗る逸品

#新生活が捗る逸品

はてなブログさんからのお題です。

新生活といっても、私が本当に「新生活スタートだ!」とワクワクしたのははるか昔の話です。ですのでなにかあるかなあ、と振り返ってみると、、、ありました!新生活を捗らせた逸品が。

 

バンコクの妻と娘 (文春文庫 (269‐2))

バンコクの妻と娘 (文春文庫 (269‐2))

  • 作者:近藤 紘一
  • 発売日: 1985/01/25
  • メディア: 文庫
 

 非常に古い本なので、表紙はボロボロですが、今も私の本棚にあります。シリーズもので、他にもあります。新聞記者の近藤紘一氏とベトナムで出会った奥様、ステップファミリーとなった「わが娘」の3人のおはなしです。

私の人生で一番最初に海外(特にアジア情勢)、結婚、離婚、生と死、人の成長と言語といった内容に触れた本です。その時の衝撃は今でも覚えています。

この古い本がなぜ新生活の逸品か?私がこの本に出会ったのはずっと昔ですが、私の人生が大きく傾いて、もう沈みそうだった時、ふと思い出してまたこの本を手に取りました。引っ越しを繰り返しても、捨てること無くずっと持っていたので、本棚にはいつもありました。歳をとって再び手にとった時、本の中の人達の悩み苦しみながらもいきいきとした様に夢中になりました。時間を忘れて最後まで読み通しました。

夢中で読んだ数時間は、私の暗い思考回路に光を射してくれました。

今考えると、言語に興味を持ったきっかけもこの本のシリーズだったと思います。それまで外国語といえば「英語」で、しかも中学から習うテストのための教科でしかありませんでした。ですが、このシリーズには、アジア諸国の言語やフランス語など、それまでの私には全く馴染みのなかった言語が出てきました。(そしてベトナム語があんなに難しい言語だとも知りませんでした (^.^; )。また「日本語学習者」という人たちがいるのも、実はこの本で初めて知りました。

天気がいいので、今日は散歩に行ったついでに公園にでも行って、読んでみよっと。