めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その119〉小さな経験が生きる (italki)

 

私は直接法と間接法でレッスンをします。

 

生徒さんがまったくの初級者や初級者の場合は

ほぼ間接法です。

 

私の外国語レベルが高いわけではないですが

ちょっとマイナーな言語を話すので

こんなレベルでも需要があります。

 

オンラインのレッスンは、すきま商売のような

ところがあり、自分が価値がないと思っていた

ようなことが、思ったより使えることがあります。

 

私はそのマイナーな外国語の国で住んだことはありません。

日本でCDや本を使って覚えました。

途中からitalkiで先生と会話のレッスンを始めました。

以上がこのマイナー言語の、私の学習歴です。

 

私にとってはそれはちょっと恥ずかしい、

隠したいことでもありました。

留学経験ナシや、大学で学んだのではない

という経歴はよくがっかりされますし、

実際に「それは〇〇語ができるとは言えないのでは?」と

言われたこともあります。

 

しかしこの経験が「光る」ときがきました(笑)

 

日本に既に住んでいる生徒さんとの会話です。

「日本語は難しい。日本人は話し相手をしてくれない。

 だから私の日本語能力は伸びない」

 

 これはけっこう良く言われます。

 ある程度は聞き流しますが、あまり言い訳が続くと

 さすがに私も一言二言意見を言います。

 

 「私はあなたの母語を日本で本とCDで勉強したよ。

  それでも一応あなたの気持ちをあなたの母語

  話し合えるくらいにはなったよ。だから頑張ろう」

 

そんな話をすると「あなたはどうやって勉強したの?

止めたいと思わなかったの?」と興味を持ってくれます。

 

これはitalki以外でも、ボランティアの日本語レッスン

でもけっこう使いました。

 

愚痴っても、もちろんかまわないのですが

ぐちだけで毎レッスンの大半が潰れるのは

私にとってもあまり嬉しいものではありません。

特にグループレッスンでは、やる気の無さは

なぜかすぐ伝染します。

 

すでに日本で暮らしている生徒さんの

すべてが、日本語に興味が有るわけではありません。

イヤイヤやっている人もいます。

でも、やろう!と一歩踏み出した生徒さんの

ガッツを無駄にしないよう、いろんなことを

つかって興味を持ってもらえるよう頑張ってます。

 

オンラインレッスンのセンセイを始めて

私は少しポジティブになった気がします。

 

今までの私は、平凡な人生を歩んできて

これといった才能も資格もない人でした。

自分のことが本当に嫌いでした。

 

でも、「人から必要とされる」ものが

ある人だったんだ!という経験が私に

自信をくれました。

 

では、今日もレッスンがんばります!