前回〈その141〉では「まるごと」について
書きました。これまでにも何度か書いてますが
私は普段のレッスンで、テキストを使用する
場合は主に「まるごと」を使っています。
ほな、他のテキストはいらんのちゃう??
いえいえ!必要です!
私は手元に
・まるごと(入門~初級)
・GENKI (Ⅰ・Ⅱ)
・みんなの日本語(日本語・英語・その他)
を持っています。
では、まずは「みんなの日本語」ですが
これは複数冊もっています。
このシリーズの素晴らしいところは
外国語の解説本があるところです。
私は基本的に初級の生徒さんは間接法で
指導しています。
中級でも、場合によっては生徒さんの
分かりやすい言語で多少フォローする
場合があります。
特に文法や、細かい言い回しの違いなどは
間接法でやらないと、私の場合は
自分の指導能力の面で難しいです。
ただし、そのためにはセンセイ側が
相手の言語での文法用語を知らないと
いけません。外国語が話せるだけでは
外国語を用いて日本語の指導はできません。
その虎の巻が「みんなの日本語」です!
メインとなる日本語のテキストに合わせて
複数の外国語でサブテキストが出ています。
これが必要な外国語での文法用語やら
文法説明やらをまんべんなく網羅してるー❤
しかも日本語のテキストもあるから、
自分の外国語のレベルがそこまでではなくても
レッスンに応用しやすい!!
日本語版と、自分が主に話す外国語版の、
とりあえず2冊があれば、勉強に、参考になると
思います。
続いて「GENKI」です。
GENKIは北米の大学生が使用していることが
多いように思います。
表現も、大学生をターゲットにしたものが
多いように思います。
ですので、北米の若い生徒さんからリクエストが
出ることが多いです。
ただ、英語が難しい!!
私くらいのレベルでは、ちょっと英語が
ついていけなーい!ので、要望がある時だけ
使用しています。
ですが、英語での説明は、簡潔で分かり
やすいので、英語の説明をGENKIから
もらうこともあります。
<終わりに>
外国語で日本語を説明する文章を読むと
外国語としての日本語に直接触れる
ことができます。
生徒さんの気持ちの疑似体験ができます。
「ああ、〇〇語が母語の生徒さんには
日本語はこういうふうに見えてるんだ!」と
新鮮な衝撃をうけます。
これは、日本語が母語の私には分からない
経験できない感覚です。
最近は、NAFLの学習をしつつ、
Youtubeなどで、日本語を外国語で
教える動画もよく見ています。
(講師は日本人ではありません)
講師は、自分の学習経験から、
生徒がつまづきやすいところが
よく分かるので、いろいろと工夫した
動画をつくっています。
日本語が母語の私にとっては
驚くことがいっぱいです。
無料で勉強できるので、とても助かります。