めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その214〉レッスンの時間厳守 (italki)

 良い先生になれたらいいですが、一足飛びでなることはできません。勉強も必要、経験も大事です。でもすぐ簡単にできることがあります。それは「時間厳守」です。

私はitalki ではセンセイでもありますが、生徒でもあります。もともとはitalki で生徒から始めました。生徒とセンセイの両方の立場を経験して、この重要さを思うようになりました。これだけはセンセイの資格や経験は関係ありません。誰にでも実行できます。

生徒の立場のとき、ちょくちょくレッスン時間を遅らせてほしいという先生がいました。とても優しい先生だったのですが、性格的にクロージングが苦手な様子でした。そのため前のレッスンがずれて、ずれて、ずれ込んで、開始時間がびっくりするほど遅くなることがありました。スキマ時間の30分を当て込んで予約したとき、私の終了時間を遅らせることができなかったので、レッスンは中止して返金してもらったこともありました。いい先生だったのですが、予約することはなくなりました。

逆に容赦なく終了時間でバシッと切る先生もいました。いつもキッチンタイマーをセットしている先生で、60分レッスンなら55分あたりで「ピピ、ピピ、ピピ」とお知らせ音が鳴り、終了の挨拶が強制的に始まって、57分くらいでバシッとビデオチャット自体を切ります。ビジネスライクな気もしましたが、慣れると予定通りにレッスンが進むので、こちらが時計を気にする必要もなくて、かえって気楽でした。

この経験はセンセイの立場になってから役立ちました。お昼休みの30分をレッスンに当てている人もいます。こちらは親切のつもりでも、相手には迷惑ということもあります。時間厳守で頑張るぞ!と思ったのですが。。。時間通りに始めて終わらせるのがこんなに難しいなんて!やってみないとわからないことでした。

一度だけ、時間が過ぎていることに気が付かず、お叱りを受けたことがあります。私とのレッスンをしたあとに仕事に行く予定だったのに、私が時間が過ぎていることに気が付かなかったので、出発が遅れてしまったのでした。

レッスン時間のコントロールは基本的に先生の仕事です。慣れた生徒さんなら、先生に意見してくれますが、新しい生徒さんだと先生におまかせの人が多いです。うっかりミスで信頼を失い、以後予約はありませんでした。

慣れてくると生徒さんの癖もわかるので、クロージング(レッスンの終わらせ方)は個別に対応しています。終了時間ぎりぎりに質問を始める人は、早めに質問はないか聞いておくなど、いろいろやり方も覚えました。

オンラインの語学のレッスンでは、サービス残業はレッスンのコントロールができてないという評価をつけられてしまうこともあります。時間内で始めて終われるよう、今日も意識してがんばっています。