年末が近づいて参りました。今年の年末ですが、やはり世界的に見ても「帰省できない」という方が多い気がします。特徴的なのは、ヨーロッパや北米の方から年末年始のレッスンの問い合わせがちらほら舞い込んでいることです。昨年ならクリスマスから年末は、アジアの生徒さんが中心でした。でも今年は折からのコロナ問題で帰省ができないので、自宅でなにかしたいというご要望が多いようです。
今日は朝からインパクト強めの生徒さんと出会いました。「北酒場」を歌ってくれました。若い方はご存じないかもしれません。私世代には懐かしいちょっと明るい演歌の名曲です。最初のレッスンだとまず自己紹介から始めるのですが、どうも私のレッスンでは歌を歌う方が多いような気がします。気のせいでしょうか?会話が中心のレッスンのためか、なかなか個性的なトピックを選ぶかたが多いのかもしれません。
さて、ここから本題です。
以前頂いた「新規生徒さん獲得と生徒数維持」についてです。(のん様そのせつはコメントをありがとうございました!)このトピックについて書きたかったのですが、、、生徒さん流出が続き、とてもじゃないけどお恥ずかしくて書けない状態でした。そこからやっと少し回復し、安定してきたので、ここらで書いてみたいと思います。
2020年2月~4月はある意味で「バブル」でした。コロナのロックダウンの影響で、自宅にこもらざるを得なくなった生徒さんから嵐のようなレッスンリクエストがきました。italki からも「ちょっとでもいいから、レッスン枠を開けられるなら開けてねー」というお願いメールがきました。
ですがその時期が終わり、7,8月頃になると、経済の影響(景気の低下や為替相場の変動)が直撃し、特定の国や地域の生徒さんがゴッソリいなくなるという事態が頻発しました。もともと8月頃は夏休みや学期の変わり目であることが多く、生徒さんが離れやすい時期でもあります。もちろん私のレッスンの至らなさが原因で離れた生徒さんもたくさんいます。
離れていく生徒さんについて
これについては、ある意味どうしようもないところもあります。italki の良さの一つは「1レッスンごとの契約」です。生徒さんは気軽に始めて、気軽に止めることができます。先生の立場でも、気楽に仕事を始められる分、生活を支える仕事としてするには不安定な部分があります。
italki で先生として活動したいなら、ぜひ数回は自分が生徒としてレッスンを受けてみることをオススメします。そうすると生徒さんの気持ちが見えてくることがあります。
私自身が生徒としてレッスンを受けた経験をもとに、離れていく生徒さんにすることは「なにもなし!」です。離れて行く方はそのままにしておきます。すると気が向いた時や、また戻りたいとおもったときにまた連絡をくれます。「去る者は追わず」です。これは対策をとるなら「自分の心が疲れない・傷つかない」対策を取るべきだと思います。やっぱり生徒さんが離れていくときはツラいですから。
ですが、離れそうな予感を察知したらできる対策はあります。それはレッスンの見直しです。① 会話が中心のレッスンなのに、わたし(センセイ)ばかりがしゃべっていないか ② 生徒さんの要望とレッスンの方針がずれてはいないか ③ 生徒さんが充実感や成長を感じられているか 以上の3つです。
新しい生徒さん獲得のために
新しい生徒さんは必ずいます。ですが、なかなか予約と固定化には結びつきません(TдT)
新しい生徒さんを得るために、私が時々することは次の通りです。 ① たまに期間限定でセールをする ② レッスン内容の見直し(commuity tutor は3つ、プロの先生は5つまで設定できます)③ 料金の見直し ④ 動画や自己紹介の見直し
①はカンフル剤です。効き目も大きいですが、やり方を間違えると、安い料金で数カ月先まで予約が埋まることもあるのでお気をつけください。
②はちょっと面倒ですが、実際に予約が入らなくても、レッスン項目自体が広告の役目も果たします。「あ、この先生こんなこともできるんだ」と知ってもらえるので、生徒さんの目に止まりやすい広告としても利用できます。
③は案外かんたんにできます。設定を変えたらいいだけなので簡単なので、ちょこちょこいじって生徒さんの目に止まりやすい金額を見つけるのもいいと思います。ちょっと下げて安く見せる(例:20ドルではなく19.9ドル)だけでも印象が違います。(ただしウォレットに端数が残るのがキライという生徒さんもいます、ご注意を)生徒さんは料金をドル表示にしていることが多いです。ですので生徒さんの目に「ドルで」いくらに見えるかを気にしたほうが良いと思います。また、レッスン歴が長い生徒さんには個別に割引をするなど、たまにお得感を演出しています。
④これは案外大事です。生徒さんは必ず動画や自己紹介を見ます。ですのでちょっと手間をかけていい動画にするのは効果が大きいです。ただし、著作権などitalki が指示するルールにしたがって作る必要があります。生徒さんによっては動画で先生を選んだ、なんて人もいます (^o^;)
現在レッスン中の生徒さんの維持
私はレギュラーの生徒さんについては、わりとこまめにメールのやりとりをして、お得感を演出しています。特にレギュラーの生徒さんは仕事や学業など、理由があって勉強している人が多いです。ですので、日頃の質問やイレギュラーなレッスンにもわりと対応しています。また、メールにも、仕事で日本語を勉強する生徒さんなら仕事に使えそうな言い回しで感謝を伝えたりするようにしています。
以上が私のしている対策です。私が思う一番大事なことは「演出」です。重要なのはエンターテインメント性だと思います (^o^)