めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その181〉「まるごと」を使ったレッスン ③ 年齢 (italki)

 今回は年齢別のレッスンの基準について書きたいと思います。どのテキストでもそうですが、対象となる年齢層や職業、生活環境などがある程度絞られています。

 私が持っている日本語学習用テキストは「みんなの日本語」「GENKI」「まるごと」「まるごと」ですが、基本的にはいずれも18歳以上が主な学習者だと思います。私は、生徒さんが小学生以下の場合は、学習の理由やレベルによりますが、この3つのテキストは使わないです。ですので小学生がまず第一の分岐点です。

 

小学生以下の場合は年齢や目的に合わせてプログラムを作りますが、基本的に市販のテキストは使いません。小さい子供さんなら、歌や絵本、なぞなぞ、早口言葉など遊びの要素を増やします。

中学生は目的やレベルによって変えます。場合によってはテキストを使いますが、目的に合わせて別途教材として使えるものを探すことがあります。日本の学校に通っている場合は、学校や試験で使える言葉などを増やすので、テキストはあくまでも大まかな道標という位置づけです。

高校生くらいの場合は、目的によってはテキストを積極的に使います。留学などで特定の試験や資格が必要な場合は、今の私では対応はできないので、プロの先生のレッスンを勧めます。

18歳以上の場合は、入門レベル~初上級くらいまではおおよそテキストに準じて(テキストそのものを使うかどうかは別として)進めます。

 

 ですので「まるごと」を使ってレッスンをするのは、私の場合は少なくとも中学生以上の生徒さんということになります。