めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その264〉「まるごと 初級2 A2 りかい」使用のレッスン

最近レッスン数が少ないきんぎょですが、えらそうにすみません、テキストを使ったレッスンについてご参考までに書いてみたいと思います。本当は日本語学校などでのご経験の豊富な先生のレッスンの様子なんかが一番勉強になるし良いと思います。そうではないきんぎょのレッスン、書く価値があるかどうかわかりません。ですが、きんぎょがオンラインチューターを始めたころ、他のチューターがどんなレッスンをしているのか全くわからず右往左往した覚えがあります。反面教師なり、参考なり、何かになればと思います。

私のレッスンでテキストを使う場合、大半の方が「まるごと」を使っています。その中のさらに大半の方が「入門A1りかい」から始めます。中にはご本人の希望で入門を2回3回やった人もいます。おかげで私の「まるごと 入門」はけっこうボロボロです。

それ以外の方はご本人の希望や目標、学習歴やトライアルレッスンでのレベルチェックの結果を基準にテキストを決めます。「昔一年くらいレッスンしてました」みたいな方はけっこういます。ご自身の話と現状のレベルがちぐはぐなかたも結構います。

非常に大雑把な目安ですが、ご参考までに私のテキストレベル選択基準をご紹介します。

基礎的な会話や読み書きは問題なくできるけど、中級にはまだまだ達していない方は「初級2 A2 りかい」を試してみます。このレベルに届いてなければ「初級1 A2 りかい」を使用します。

A2の範囲をカバーするテキストは3つありますが、個人的にこの「初級2 A2 りかい」はけっこうお気に入りです。テキストの最初はけっこう簡単な例文から始まりますが、終盤はレベルがぐっと上がります。なので最初の辺りではちょっと簡単すぎだなという方は、このテキストの途中から始める場合もあります。

このテキストの次の「A2/B1初中級」になるとさらにぐっとレベルが上がります。ですので、私の感覚だとこの「初級2 A2 りかい」が初級最後の関門にあたります。これが終わると「初級終了おめでとう!」と盛大に祝います(オンラインでですが)。

このテキストのレベルまで来ると生徒さんはけっこう話せます。ですので、レッスン中にはテキストに出てくる問題をネタにガンガンしゃべってもらいます。文章を書く系の問題は基本的に宿題です。聴解については時間がある生徒さんは事前にオンラインで音源を聞いておいてもらいますが、できない場合はレッスン中に私が一部(または全部)を読んで問題をいっしょに解く場合もあります。どちらにしても、レッスン時間をあまり問題を解くためには使わないようにしています。

一回のレッスンは前回の宿題の確認・今日の範囲・次回のレッスンの予告・宿題の告知までが1セットです。宿題は希望しない生徒さんにはだしません。プライベートレッスンなので、その辺りは生徒さんのご要望通りにします。

「りかい」についてばかり書いていますが、じつはきんぎょ、「かつどう」はほとんど使いません。オンラインだとちょっと使いづらいのが理由です。使う場合は、「りかい」の同範囲が十分できるようになってから、復習として使います。