めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その263〉NAFL 記述式問題について

NAFL では学習のラスボスとして400文字の記述式問題が2問あります。それぞれ20点満点で評価がつきます。今回きんぎょは辛うじて合格をいただきました。やばい、もうちょっとマシかと思ってました。

ですがみなさま、ご安心ください。実は記述式問題の成績はNAFL修了証には記載されません。合格したかどうかだけです。ですので合格すればこっちのものです!

NAFLのテキストの指示に従って記入し送付すると、一ヶ月程度で返却されます。一般的な模範解答や解説が1枚、学習者の作文に対する解説が1枚、学習者が書いた原稿が入っていました。

解説を読んでわかった記述式問題攻略ポイントを書きます。

① 個人の経験論は不要

400字という極限まで短い小論なので、論を大きく展開する必要はありません。NAFL のテキストにも書かれていましたが、個人の意見や経験や見聞きしたことはほぼ不要です。どちらの意見に賛同するかを決めたら、NAFL のテキストで学習したことをもとに、粛々と序論本論結論の三段論法で書き上げます。なお、どちらの意見を選んでも間違いではありません。要点は選んだ理由や根拠です。

②誰が読んでも同じ意味になるように

感想文や日記ではないので、個人の感想や曖昧な言葉は厳禁です。きんぎょもそういったことばを省いたつもりでしたが、帰ってきた原稿を再度読んだら「おお、こりゃあかん(T_T)」というようなことばをたくさん使っていました。書いたときに思っていたことと、1ヶ月たって読んだのでは、ずいぶん違いがありました。

③文字数厳守

400字程度で書きなさいとありますのでだいたい380字〜420字以内には収めましょう。文字数が足りなくても多すぎても減点対象です。きんぎょは文字数をカウントするウエブサイトを利用して確認しながら作成しました。「文字数」「カウント」と検索するとそういったウエブサイトがたくさん出てきます。

④「小論なんてウン十年書いてません」と絶望しているアナタ

まず最初に主張と根拠をはっきりと書いてしまいましょう。これだけで「この後何をかくのか」に悩まなくて済みます。この後にはその主張の根拠を展開するだけになります。そしてそれが明確にかけているというだけで、添削の先生に褒められます(笑)400字なのでスペースは本当に少ないです。主張と根拠を書いてしまえば半分は終わったようなもんです。