「きんぎょ、会話の時間が多すぎるから、テキストの時間を増やしてください。」
とある生徒さんからの意見でした。
きんぎょ、事あるごとに生徒さんに「レッスン内容の希望なんかがあれば、遠慮なく言ってね」と伝えています。
ですがレッスンを始めた頃は、この生徒さんからのご意見に傷ついて傷ついてました。
意見がでる=レッスンが不満=きんぎょの能力不足=(極端に言えば)中傷されている
こんな図式でした。
ところが途中で気がついたのですが「中傷(ほんとは違います)」してくる生徒さんのほうが、レッスンを継続してくれるんです。何も言わない生徒さんのうち80%くらいはすぐいなくなります。
そしてきんぎょ、やっと気が付きました。
あれは中傷ではない、きんぎょとレッスンを続けたいから、前向きに伝えてくれるリクエストだったんだ。。。
ちょうどこの頃は、自分で勉強していた外国語のレベルが少し上って、だいぶ会話をできるようになった頃でした。
とある生徒さんがこの外国語(生徒さんにとっては母語)で、同様のお願いを言い始めた時、ショックを受けました。
「あ、ただのお願いじゃん」
同じ文章を日本語にすると、まるで文句を言われているように感じるのに、外国語だとそうではなかったのです。
頭に雷が落ちたんちゃうかと思うようなショックでした。
それからは、生徒さんから直接でもメールでも、要望を頂いたら、まず最初に「ありがとう」と言うようにしました。
これはきんぎょのメンタルにけっこう良い影響を与えました。
去っていく生徒さん、文句を言う生徒さん、という目で見ていた自分が恥ずかしくなりました。