めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その389〉生徒さんからのお願い

「きんぎょ、会話の時間が多すぎるから、テキストの時間を増やしてください。」

とある生徒さんからの意見でした。

 

きんぎょ、事あるごとに生徒さんに「レッスン内容の希望なんかがあれば、遠慮なく言ってね」と伝えています。

ですがレッスンを始めた頃は、この生徒さんからのご意見に傷ついて傷ついてました。

意見がでる=レッスンが不満=きんぎょの能力不足=(極端に言えば)中傷されている

こんな図式でした。

 

ところが途中で気がついたのですが「中傷(ほんとは違います)」してくる生徒さんのほうが、レッスンを継続してくれるんです。何も言わない生徒さんのうち80%くらいはすぐいなくなります。

そしてきんぎょ、やっと気が付きました。

あれは中傷ではない、きんぎょとレッスンを続けたいから、前向きに伝えてくれるリクエストだったんだ。。。

 

ちょうどこの頃は、自分で勉強していた外国語のレベルが少し上って、だいぶ会話をできるようになった頃でした。

とある生徒さんがこの外国語(生徒さんにとっては母語)で、同様のお願いを言い始めた時、ショックを受けました。

「あ、ただのお願いじゃん」

同じ文章を日本語にすると、まるで文句を言われているように感じるのに、外国語だとそうではなかったのです。

頭に雷が落ちたんちゃうかと思うようなショックでした。

 

それからは、生徒さんから直接でもメールでも、要望を頂いたら、まず最初に「ありがとう」と言うようにしました。

これはきんぎょのメンタルにけっこう良い影響を与えました。

 

去っていく生徒さん、文句を言う生徒さん、という目で見ていた自分が恥ずかしくなりました。