めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その168〉新しい生徒さん~それぞれの事情 (italki)

 先日、初めて予約してくれた方のレッスンをしました。いつもなら受け入れない時間帯のレッスンで、しかもほぼ毎日希望。どうしよう。。。でも今回は受け入れました。レッスンを予約したのはご家族、受けるのは十代のご子息です。コロナ前に日本に来たけど、日本語がまだ十分ではなく、日本の学校にも友達の輪にもついていけていないので、助けてほしいということでした。

 実際にレッスンをしてレベルチェックをすると、思ったほどではありませんでした。むしろ、かなり頑張ったと思います。実はレベルチェックをする様子をご家族が見ていたそうですが、ご家族自身も「あ、こんなに話せるんだ!」とびっくりしたそうです。そうですよね、学校での様子は、家族は正確に知ることはできません。小学校くらいまでなら、担任の先生と密にやり取りをして、ということもよくあるんですが、中学生以上になると難しいです。

 好きな事とか興味のあることを聞くと「YOASOBI」。。。夜遊び??と思ったら、そういう歌手のグループがあるんですね!全く違う意味を想像した自分が恥ずかしい。。。何か興味のあることも話しつつ、できることを模索しようと思います。

 日本語のレッスンをしていると、いろんな依頼を受けます。同じ子供向けのレッスンでも、必要に迫られて泣いている人、全く興味は無いけど親に強制されてやっている人、るろうに剣心の剣心(佐藤健くんのほう)になりきっている人などなど。

 レッスンの最後に、保護者の方に「なんできんぎょにしたの?」とポロッと愚問を投げかけてしまい。。。「え、えっと、動画を見て、いいなと思って~ (;´∀`) 」。。。すいません、料金ですよね。この方の母国語が話せる先生のなかでは、私は最安値のゾーンです。

 今日もこの生徒さんは学校に行っているでしょう。何歳になっても、言葉が全くわからない環境にいきなり飛び込んで、人間関係をつくり、勉強しないといけないのは大変なことだと思います。私には経験がありませんが、頭が下がります。

 いつまで続くかわからないので、最初に保護者の方にも約束をしてもらいました。

① 休みの連絡は必ずする(なるべく早く)

② レッスンを停止したい時はメールでいいので、やめると連絡する

③ 要望はできるだけ明瞭に説明する

 

私にとっては、同じ人と毎日レッスンするのは初めての経験です。一時期だけ、試験対策なんかで連日同じ人と、ということはありました。でも通常レッスンで毎日は初めてです。てか、あんまりないですよね?!オンラインレッスンならではだと思います。対面レッスンで毎日だったら大変な料金ですよね。いい時代です!