先日、問い合わせがありました。
何件か10代のお子さんのレッスンについての問い合わせがありました。
新しい仕事の都合もあり、すでにお断りをしたのですが、参考までにそのうちの1件について書き残したいと思います。
< 外国籍の10代お子さん、日本在住>
コロナ禍で海外からの入国が停止していましたが、2022年の夏以降徐々に人の動きが出始めました。
そうなると当然仕事で来る方もいて、それに随行するご家族も出てきます。
今回はそのようなご家庭の、すでに日本にお住まいで日本の学校に通う13〜16才のお子さんたちでした。
まず同様のレッスンの場合、どんな難しさが想定されるか、きんぎょの経験から書いてみます。
① 親御さんは「まだ子供だからすぐペラペラになる」と思っている場合が多い
(実際には、第二言語として学ぶ大人のケースよりも大変な場合が多い)
② すでに日本語に困っていて、子供自身が日本語学習に抵抗感がある場合が多い
(すでに日本語で嫌な思いをしていると、モチベーションの維持が難しい場合も)
③ 親御さんとお子さんの両方を相手にしないといけない
④ 読み書きも重要になる
(ガッツリ勉強しないといけない)
海外に住んでいて趣味や継承語として日本語を学ぶのと、すでに日本に住んでいて毎日困難がある中で学ぶのは学習の方針が全く違います。
この親御さんは、親御さんときんぎょは外国語で、生徒さんときんぎょは完全日本語(直接法)でのやり取りやレッスンを希望していました。
きんぎょのこれまでの問い合わせでは、同様のケースはだいたいこのようなやり方をご希望されます。
ただ現実的には、お子さんは毎日直接法的な環境(日本の普通の学校)に通って、大変苦労しています。自宅に帰ってまで直接法のレッスンには耐えられないという場合もありました。
かといって、2ヶ国語にしても、肝心の生徒さんがまだ子供なので、生徒さんの母語で説明しても通じないという場合もあります。
ただ需要があるのは非常に感じるので、日本の小中学校の先生のご経験や教免をお持ちの方には非常に優良なマーケットといえるかと思います。その中でも特に英語や中国語などを話せる方は強いと思います。