めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その137〉先生と生徒の世代格差 (italki)

少し前の出来事です。

 

「しゅじん(主人)とごしゅじん(ご主人)

 の使い分けがすぐに分からない。

 話していたらいつも混乱する」

 

という生徒さんがいました。

かなり若い女性でした。

 

「主人」は、英語でいう"husband" のことです。

 

my husuband = (わたしの)しゅじん

your husband= (あなたの)ごしゅじん

 

という使い分けです。

 

私は、難しいなら「夫」や「だんなさん」

ということばもあるよ、と説明しました。

 

すると生徒さん、顔を真っ赤にして激怒。

「そんなはしたない言い方をしてはいけないと

 学びました!!」

 

は、はしたない?? (๑˙❥˙๑) ショエ−−

 

よく聞くと、彼女に最初に日本語を教えてくれた

のは、ボランティアの、年配の日本人女性だった

そうです。その方はそのように教えたそうです。

 

「で、でもあなた、とても若いのに、そんな

 主人って言わなくても、別にはしたないなんて

 ことはないと思うよ (^o^;)アタフタ」と言いました。

 

彼女の先生の世代では「(ご)主人」と呼ばない

なんて、ありえなかったんでしょうね。

 

何語でもそうですが、年配の人と若い人では

使う言葉がかなり違います。

 

私は自分がitalki で会話のレッスンを予約する際

先生と自分の年齢が極端に開かない先生を

選んでいます。

 

なぜか。

 

一度やってしまったからです。Ω\ζ°)チーン

 

ある、とても若い先生のレッスンをうけた時の

ことです。レッスンの時間帯も料金もとても

良かったので選びました。

先生によれば、私の話し方がとても古臭いと

いうことで、徹底改造を図り始めました(笑)

 

その結果。。。

 

エミネム(懐かしい。。。)も真っ青な、

スラング満載だけど、なんだか日本語なまりな、

ビミョーな感じに仕上がりました。

若い人の言い方を勉強するには大変良かったの

ですが、なんだろう、例えるならいい年した私が

「チェケラッチョ−」と言ってるみたいな

寒い仕上がりでした。(-_-)

(勉強にはなりました!なかなかない経験です)

 

この先生以外のチューターと話すときに

覚えたことを試してみると、皆様かなり引き気味でした。

なぜなら、私の年齢や外見と言葉の年齢(?)が

かけ離れていたからです。

 

しまいに「もとのままの話し方のほうが

良かったよ(´・ω・`)」と言われ、もとに

戻しました。

 

さて、最初の話題に戻ります。

世界的な流れとして、言語面で性別を特定したり

性別をもとにした上下関係を想像させる言葉を

さける(もしくは他の言葉に置き換える)ように

なっています。

 

日本語には、どちらかといえば、性別や

年齢で区切る言い方が多いように思います。

italkiでレッスンを始めた頃、生徒さんに

そういった話をされ、なんと返事をしたら

よいのかわからず戸惑った記憶があります。

 

NAFLの学習は、試験対策のみならず

外国語としての日本語教育をする際の

基礎的な知識も網羅しています。

 

最初、日本語教育能力検定試験の通信講座を

申し込むのに、とっても手頃な値段の某社と

NAFLでかなり迷いました。2〜3倍値段が

違いますから。でも、口コミで「先生になった

あとも使える知識がいっぱいです」というのを

みてNAFLに決めました。

そういう意味では、NAFLを選んで良かったなと

思います。

 

日本語ネイティブの私が聞いて違和感がないか、

ということも大事ですが、言語の世界の流れや

社会情勢にもアンテナをはっていかないと

いけないなと思います。

 

ネット言語(最近では「草」の質問がでました)や

最近のニュースに出てくる言葉(「妊活、婚活」など

活がつくことば)など、生徒さんはいろんなことに

興味を持っています。

 

新しい言葉や社会情勢にもアンテナをはりつつ、、、

試験勉強がんばらなくちゃーーー!!(TдT)