めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

<その46>終了! 15:社会言語学(NAFL)

やっと終わりました!15.社会言語学

 

長かった。。。

 

今回のテキストの中で印象深かったのが

ジェンダーと言語」でした。

 

英語は、性別に由来する言い回しを無くして

いく戦いの中で「進歩」してきたという文章

がありました。

男女が同じ表現を使うことが平等への第一歩

ということでしょうか。

 

そういや習いましたね。

fireman →fire fighter

MissやMis→Ms.

 

でもびっくりしたのはこれですね。

ジェニファー・コーツという女性語研究家の

このことばでした。

 

「日本の社会では、いつの時代になったら女性が

 女子中学生のように自分のことを「ぼく」と

 呼べる日がくるだろうか」

 

そ、そんな、日本語話者の女性がみんな

浜崎あゆみさんの歌のように

「ボク」って言うんですか?!

てか、いつから日本の女子中学生は

「ボク」って言うようになったんですか?!(・・;

 

そういえば、私も聞かれたことがあります。

「なんで日本語にはたくさんの主語があるの?」

 

この質問をした、南欧出身の女性の生徒さんの

自己紹介が凄まじい破壊力でした。

 

「オッス!おら、〇〇!」

 

Σ(・∀・;) え?

 

ひくな、わたし!

がんばれ、わたし!

 

ドラゴンボール孫悟空のセリフで日本語を

覚えたんですね。

挨拶だけ、この言い方かなと思ったら

会話も悟空そっくりでした。

これ、意味は通じるけど、どうかな…

 

意味はわかるけど、変だよというと

もちろん説明を求められました。

 

「おら」という主語のニュアンスをなんとか

説明すると「それは貴方の主観で、差別的だ」と

言われました。

 

私の説明がうまくなかったことも原因だと思います。

 

例えば、主語が原則一つ(例:英語 あなた→You)の言語と

そうでない言語では、そもそも納得できるか

どうか以前に感覚的にすぐに受け入れられる

ものとそうでない

ものがあると思います。

 

私が外国語を勉強していて、辞書でその単語の意味を調べる

ことができても、使い方が感覚的によくわからない言葉が

やはりあります。

 

それにはやはりよく向き合って理解するために

すこし時間がかかります。

 

次回同じような質問があれば、もう少し

うまく説明できるようになってるかな?