ちょっと上級の生徒さんから言われました。
「この言い回し(言い方)が良い意味なのか
悪い意味なのかはっきり知りたいんです!」
???なんのこっちゃ???
例えば
「彼は〇〇な人ですね」というときに
「彼は優しい人ですね」というのはわかりやすいですね。
性格や物腰が柔らかく、丁寧なんだろうなーと想像できますね。
ところが
「彼は一言多い人です」といったら?
日本人にはすぐわかりますね。
彼は余計なことを言う人で、ネガティブな意味ですね。
ところが日本語学習者には難しいそうです。
文字を見ただけでは意味がわからないそうです。
この質問は中国語話者の方からでしたが
「漢字を見ても、どうしてこれがネガティブな意味なのか
わからない!!そもそもそれくらい話さないと
分かり合えないじゃないですか?!」とちょっとご立腹。
この言葉を南米出身の生徒さんのレッスンのテーマにしたら
「そしたら私の国の人は一言多い人だらけですよ、がははははーー!」
と笑われました。
日本語は謙遜や遠慮、当たり障りのない会話を
好む傾向が強いと思います。
ですので、言い過ぎることに対して強い抵抗感が
あるのかもしれません。
先日の遠回しな表現といい、日本語学習上級者は
暗号と戦うように日本語を勉強しています(笑)