めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その637〉うまくいかないレッスンも多々あります。

4月に入って数日。今週はお花見を楽しんでいる生徒さんが多いですね〜。桜と自撮りした写真がチラホラ届きます。

 

4月から新年度で新しく依頼があり、先日、初めての生徒さんのレッスンをしました。大学院まで日本語をやってた方で、喋っても書いてもバッチリでした。

結果としては・・・うまくいきませんでした😅

 

通常、最初のレッスンでは、通常レベルの確認、やりたい内容、したくないこと等を確認します。日本語など、共通語として機能する言語でやります。

 

今回のレッスンでは、何を言っても生徒さんからは「うわー、嬉しい。ありがとうございます!」「大丈夫ですよ!」「それもいいんですか?助かります」と大変ポジティブな返事が日本語でくるんです。

このレッスンは諸事情あって、一応継続が前提で引き受けました。ですので、どちらかと言うと聞きたいのは耳障りの「いい返事」ではなく、「よくない返事」でした。これはしたくない、ここまではOKみたいな、ダメな線を知るほうが、きんぎょの場合は優先されます。

おそらくですが、最初からきんぎょのレッスンはイマイチだったので、継続するつもりはなかったので、こんな感じになったと推測します。

 

2回目以降のレッスンを希望しない場合に、けっこうポジティブな返事をして「また連絡しますね〜」といってそれっきりというのはあるあるです。きんぎょも、生徒としてオンラインレッスンを受けて「この先生はもうないな〜」と思ったら、生ぬるいポジティブ返事で終わらせることはよくあります。

日本人はNoと言えない、とよく言いますが、日本人以外でもNoというのはけっこう面倒くさいのではないかという気がします。実際には言ってるけど、言い方が直球ではなかったり、最初に感謝やポジティブな表現を持ってきてから伝えたりとか。

ですので、これは嫌とか、ネガティブな意見を正直に言ってくれるのは、継続する意思がある生徒さんの場合がほとんどです。そうじゃないなら、適当に良い感じにしておしまいにしたほうが省エネで終わります。「〇〇が嫌だからレッスンの継続はしません。」みたいな説明をする人はほとんどいません。

 

トータルで考えると、結構いい割合でおきます。全ての生徒さんが定着するわけではなく、大半は1回限りという場合が多いです。これが対面のレッスンとの最も大きな違いのように思います。

もしかしたらまた連絡があるかもしれません。その時はレッスンをします。なければそれまでです。お支払いを事前に受け取っているので問題ありません。

オンラインレッスンは、生徒さんの立場だと、始めるのも簡単ですが、止めるのも簡単です。

生徒さんは百代の過客にして、行き交ふレッスンもまた旅人なり。きんぎょの散歩道