めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その284〉逆レッスン

今日のレッスンで面白いことがありました。それは「逆レッスン」です。

生徒さんがご自身の母語を私に日本語で教えるんです。要するに外国語レッスンです。

なんでそんなことになったのか。それはネタ切れになったことが原因でした。

長くレッスンをしてくれている生徒さんだと、会話中心のレッスンといってもネタ切れを起こすこともしばしばです。もちろん自分で話したいことがある生徒さんもいますが、ずっとリズムよく話し続けられる生徒さんはまれです。ある程度こちらがコントロールします。

今日はオリンピックの話をふったのですが「それ、もう他の先生とも話したから、話したくない」とのことでした。そうだよね〜、時事ネタは鉄板だもんね😂

そのときふと、生徒さんの母国の活躍を思い出し話をすると思わず生徒さんがにっこりして母語で「すごかったよね!」みたいなことを言いました。

普段日本語でしか話さない生徒さんの、母語での喜びあふれる一言は、躍動感と感動に満ちていました。やっぱ母国語。

そのとき生徒さんが「きんぎょ、〇〇語教えちゃおうか?」・・・マジっすか?

本当に教えてくれました。

生徒さんは日本語の文法用語なんて知らないから悪戦苦闘していましたが、なかなかすごいじゃないですか!全く知らない初心者(きんぎょ)相手に一時間日本語で教えきりました。

レッスンが終わると「うわー、いまから昼寝しよっと」と生徒さんが。それほど疲れたのでしょうね。

きんぎょの会話レッスンでは、時々生徒さんに生徒さんの好きなことなんかについてプレゼンしてもらうことがあります。ですが母語を教えてもらうのは初めてでした。好奇心が旺盛なタイプの生徒さんは、こちらもレッスンをしていてとてもワクワクします。