めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その272〉JLPT2021年7月試験 よもやま話

2021年7月4日(日)はJLPTの試験日でした。通常は年2回ありますが、今年は国によっては年1回のみの実施となったところが多かったようです。

日本に住む生徒さんたちが何人か今回の試験を受験しました。海外組は見合わせか、12月実施に備える方がほとんどでした。

日本の試験が終わったころに生徒さんにメールをしてみました。ぼちぼち返事が帰ってきて「死にました」「終わりました、結果も」という悲観的な方もいれば「全力をつくしました」「うれしい、ぜったい合格してます!」というポジティブな方までさまざまでした。

生徒さんの中にお一人、学習者の見本のような方がいます。日本で社会人生活を送っている生徒さんです。日頃の学習ペースもすごいです。もともと日本語を学びたくて始めたわけではなく、諸事情で日本で暮らすことになり、そこから一念発起して日本語を学び始めた方です。ですが日本語学校などでの学習経験はなく、ほぼ独学です。

何がすごいって、努力する才能の豊かさです。好きか嫌いかではなく、必要なことのために時間をとって勉強している。頭が下がります。

ちなみに別の生徒さんで「死にました」と返事をおくってくれた方は、確認をするまでもなく不合格間違いなしとのことでした。「そんなに歯が立たないことはないでしょ?」と言うと、初めての試験に緊張して、何をやったかも覚えていないとのことでした。後日いっしょに確認をしますが、こういうタイプの生徒さんは事前にもっと模試的なことをしたほうがよかったかもしれません。事前に確認するべきでした。普段は明るくて緊張なんてしそうにない人なので、本当に人は見かけによらないなあと思いました。

私のレッスンに限定した話ですが、今年は留学や就職のためにN1、N2絶対合格せねばなりません!という人がかなり少なかったです。私はJLPT向けのコースはやっていませんが、以前はN1・N2受験者から、専門の先生じゃなくていいから、学習に付き合って欲しいという問い合わせがちらほらありました。今年はレギュラー生徒さんのみとなりました。

8月下旬には結果がでるそうですから、楽しみ。。。ドキドキ。。。みんな合格してるといいなあ。