めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その219〉この一年の変化

お題「#この1年の変化」で文章をかきまへんか?とはてなブログのページにありました。それでちょっと振り返ると・・・私にとってはこれまでとは全然違う、これからの将来も変えてしまうような一年でした。ですので便乗して書いてみます、この一年の変化について。

 

一年前の今頃2020年3月は、アジア・南欧でコロナのパンデミックが拡大した頃でした。オンラインの仕事は、パンクしそうになるくらい予約が入りました。多めにレッスン時間を空けておくと、隅から隅まであっという間に埋まってしまうということもありました。正直、ちょっと怖いくらいでした。それでもまだ「もっとレッスン数を開けてほしい」というメールが生徒さんから来ることがよくありました。明らかにいろんな事がおかしい状態でした。

私はたまたまその時期より前にオンラインの日本語センセイを始めたのですが、正直それまでは時間に融通がきくアルバイト感覚でした。しばらくの間やってみて、ダメならやめて、他の仕事を探そうというくらいのスタートでした。

その私に一番大きな変化を与えたのは「会わない」じゃなくて「(強制的に人に)会えない」という時間でした。やりたいか、やりたくないかではなく、収入を得るためにはたまたまやっていたオンラインのセンセイの仕事にしがみつくしかありませんでした

そうでなければ去年の今頃、思い切って仕事用にパソコンを買うこともなかったでしょう。コロナは私の退路を絶ちました。コロナ渦で新しい仕事を探して始めるのは困難でした。強制的に退路を絶たれたということは、優柔不断でなかなか新しいことを始められない私にとっては、前を向いて無理矢理にでも進まざるを得ない環境が作られた、ということでもありました。

私はいつも逃げ腰で、面倒くさがり屋で、言い訳ばかりの、誰かの影みたいな存在感のない人でした。この一年で一番変わったのは、オンラインのセンセイや仕事を主軸にして、生活を支えられるような仕事にしていこう、というビジョンをもったことだと思います。初めて自分の人生の主役が自分自身になった、という晴れ晴れとした気がします。これはこれまでの人生で一度もなかったことです。小学生のころ「将来の夢をかきましょう」と言われて「なし」と書いて出したら、ギャンギャン怒られた、あの日の私に見せてやりたいです。

 

今日、私のyoutubeのホーム画面のおすすめになぜか oasis の ”whatever” がでてきました。ひさしぶりに聴いたら、涙が出そうなくらい良い曲でした。なんであんなに仲の悪いギャラガー兄弟からこんなに愛や人生、友情をテーマにした深く胸を打つ曲がいっぱい出てくるんだろう(笑)

歌詞に "I'm free to be whatever I" とありますが、本当にそうですね。私は頭が固いから、失敗したくないからやらなかったことがいっぱいあります。でも、うまくいくかどうかわからないけど、これをやってみよう。年齢や経験不足、知識不足を言い訳にしないで、やってみよう、そう思えたことがこの一年で一番の変化だったと思います。