めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その211〉週末の困った出来事

ちょっと暗いはなしですみません 😔

有資格だろうが無資格だろうが、なにかを教えていると「せんせい」と呼ばれたり、周りにもどんな仕事をしているのかが、それなりに伝わっていたりします。

週末にたまたま会った知り合いの外国人の方とお話した時のことです。私が日本語を教えていると知っていたそうで、いろいろと質問してくれました。

その中で、どうしてそんな質問が出てきたのか忘れましたが「国へ帰ります」とか「お国はどちらですか?」の、「国」の使い方の話が出てきました。

日本語の「国」には、日本や中国、韓国といった「country」の意味だけでなく、「都道府県」や「生まれ故郷」を指す場合があります。この話のときの「国」は後者の方でした。

ちょっと疲れていて、話をやめて帰りたかったのですが、どんなに言っても話がおわりません。

内容は「国へ帰る」「お国は?」を日本人が日本人に使うのはおかしい。自分はすでに日本に30年以上住んでいるけど、使っている人を聞いたことがない、これは死語だ、という内容でした。

あなたにそういう経験がなければナイでええやんと思うのですが、結局なにに納得できなかったのかと言うと、私が「あまり使いませんね」と言ったことだったようです。「使わない」と言ってほしかったみたいです。

ある程度日本語を勉強した方だと、人によっては日本語母語話者である私よりも日本語に関する知識がある場合もあります。「センセイ」をしているからと言って、なんでも正確に答えられるわけではありません。

言葉は、使う人の環境や年代によっても大きく変化します。確かに若い方は使わない言い方だと思います。でも私くらいの年代だと、それほど変な言い方だとは思いません。

オンラインのレッスンであれば、決まった時間以上には続きませんし、あまりに「あかん」レッスンの場合は最悪Skypeを切っちゃうこともできます(そのあとトラブルになるかもしれませんが)。ですが、対面の場合はそうはいきません。

 

コロナの状況が悪化する前に、英会話教室を経営する方から、平日の日中にその方の英会話教室を使って、外国人旅行者向けのカンタン日本語講座をしないかとのお誘いを頂いたことがあります。オンラインのレッスンをしてみて、知識もないのにやったら大変だとよく分かったのでお断りしたのですが、今回のできごとからやはり対面のレッスンは大変なんだろうなとしみじみ思いました。

他人の休日に、その人のお仕事のことをあれこれ聞くのはあんまり良くないですね。他人のふり見て我がふり直せで、自分の行動も見直したいと思いました。