めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その175〉目的別のレッスン例 (italki)

 今週月曜日はかたっぱしからレッスンがキャンセルになりました。その原因は「ハロウィンパーティ」でした。日本時間の月曜日午前中は北南米では日曜日の夜です。ですので時間が取りやすいのか、この時間帯のレッスンは北南米在住の方で埋まります。たまにあるんですが、ナショナルホリデーとか何か全国的なイベントがあるときなどは、それを忘れてレッスンを予約した生徒さんからドタキャンの連絡が入ることがあります。しかし、それにしても今回は6レッスンキャンセル!!ひいいいいい〜(笑)!!(  Д ) ゚ ゚ まさかの最初のレッスン以外全部ドタキャン。さすがにこれは初めてのことでした。生徒さんによると、通常ならこの日がハロウィンパーティの日ではないそうですが、コロナウイルスの影響で、みなさんイベント自体を分散させているようです。一応レッスンに間に合った生徒さんも、すでに完全酔っぱらい(笑)。パーティ会場から生中継でしたがレッスンは難しい様子だったのでキャンセルになりました。でも、なかなか見ることのない、海外のパーティーの様子を見ることができてちょっとオトクな経験ができました (^o^)

 

本題はここからです。まえがきが長すぎました。

 

 今日はフリートークのレッスンでどんなことをしているか、特にその中でもちょっと特別なレッスンについて書きたいと思います。私の生徒さんの大半は会話をしたい人たちです。その中で、中級以上が3分の2、中級のちょっと下くらいの方が少し、あとは初心者の方です。初心者の方だと、フリートークは難しいですが、「まるごと」のようなテキストを使わないフリートークを希望の生徒さんの中には「この分野だけを勉強したい」という希望があって予約する方もいます。

 間接法のレッスンだと、初心者の生徒さんとも、目的に合わせたレッスンをすることが可能です。そのなかでもよくリクエストされ、切実なのが「人に聞きにくいことば」のレッスンです。その一つが「病院での会話」特に「産婦人科分野の言葉」です。

 この1年くらいの間で、人は何度も変わりましたが途切れずに依頼があったのがこの分野です。もともとは日本在住の外国人の妊婦さんからの要望ではじめました。といっても、そういうコースを特別に設けているわけではありません。メールで問い合わせがきたり、最初のレッスンでそういう要望を伝えられることがほとんどです。

 生徒さんの要望は「通訳さんがいなくてもある程度話をできるようになりたい」というのがほとんどす。通訳さんといっても、日本語がある程度話せる友人という場合が多いそうで、いつでも通訳さんの助けがあるわけではないので少しでも勉強したいと、ある生徒さんが言っていました。産婦人科や新生児の育児に関する話をするためには、性や排泄など、本に載っていないような言葉を知る必要があります。また、彼女たちも大人ですから、こういう言葉で失敗して恥ずかしい思いをしたくない、日本人がどんな言い方をするのかを知りたいそうです。

 具体的なレッスン内容は、一部の自治体やNPOが外国人向けに作成しているバイリンガルの情報サイトを利用しながら、必要な情報を足していきます。ことばの勉強の合間に、役所での手続きのことや、習慣の違いについても話すことがあります。

日本語初心者の人が多いので、難しい長文ではなく、単語に焦点を当てます。

 妊婦さんのレッスンのため、体調に合わせてレッスンを中断することもよくあります。また、困ったときにメールがくることもあるので、なるべくまめにメールチェックもするようにしています。

 学習したいことが決まっているので、生徒さんが満足すればだいたい終了します。週一回で3ヶ月以内の場合が多いです。ですが、信頼を得ることができたら、困った時に私のことを思い出してくれるので、繰り返し予約をしてくれます。お互いWin-Winの関係?と言えるかもしれません。