めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その235〉プライベートレッスンについて(2021年版)

4月も終わりに近づき、だいぶ暖かくなりました。いいですね、花粉症さえなければ。

新しくプライベートレッスンを始める生徒さんがいるので、その用意をすこしやっています。私の場合、プライベートレッスンは初心者の生徒さんが多いです。プライベートレッスンは一応継続して(数回は)受けてくれる予定なので、ちょっと安心感があります。italki はどちらかというと中級以上で会話中心・一期一会型です。

プライベートレッスンの支払いは、原則前払いでお願いしています。毎月定期的に支払う方も少しいますが、10回分をまとめて払う方が多いです(10回分まとめると5%くらい割引をつけています)。たまに一年分まとめて払う人もいます(うわーお)。とにかく先払いであれば何でもいいです。一部例外として、もう付き合いが古い生徒さんで信用があり、レッスン数が多い人に限って後払いをしています。

支払い方法は、海外の生徒さんはpaypal、国内の生徒さんはpaypalなどのオンラインサービスか口座振込です。国内の生徒さんについては生徒さんの手数料が安くなるように、要望に応じています。

プライベートレッスンの生徒さんは、最初に一度無料の30分トライアルレッスンをします。このときにこれまでの学習歴や学習の目的、どんなレッスンをしたいかをよく確認します。ですので私の場合プライベートレッスンは、共通語がある生徒さんに限って受け入れています。(といいますか、生徒さんの紹介で増える場合がほとんどなので、何語かはさておき共通語があります)トライアルも有料にしたい気もしますが、この一回だけのために海外から数百円の手数料+30分のレッスン料をpaypalで送ってもらうとちょっと気の毒なので、現在のところは無料にしています。そのかわりこちらの知りたいことをガンガン確認します。

たとえば目的がJLPTの合格のみ、という場合はお断りする場合もあります。私にそこまでの知識や経験がないからです。ですが(料金やレッスン時間が良くて)それでもいいと希望する方の場合は受け入れています。

トライアルレッスンはとても重要です。生徒さんとの相性や希望するレッスンの頻度、時間、目的も大切ですし、支払い方法やキャンセルポリシーなどについても決まった時間で話さないといけないので、あらかじめ英文と日本語でひな形を作っています。そんなフォーマルなものではないですが、文字で記録を必ず残すようにしています。

italki でしたら、問題が起きたらitalki が生徒さんとの間に入ってくれますが、プライベートレッスンはそれがありません。ですので問題がこじれると本当に厄介です。できるだけ文字で記録を残すことと、感情的にならずに説明することを心がけています。

プライベートの生徒さんは、italki のルールとは関係ないのでわりと自由に連絡をとります。仕事用のメアドで頻繁に連絡も取り合いますし、ご家族の皆さんとも付き合いがある方もいます。

最後にプライベートレッスンのちょっと嬉しい話をしておしまいにします。きんぎょ、実は少し前に体調不良で入院したのですが、病床で点滴をしながらウトウトしていると、携帯電話のメールがpaypalに入金があったことを知らせてくれました。送り主はプライベートレッスンの生徒さんでした。レッスン料金に少しプラスアルファして数カ月分をまとめて振り込んでくれました。「これ、何の入金?」とメールをすると「入院費用が大変じゃないかと心配している」と返事をくれました。その生徒さんの国では入院すると気が遠くなるような請求書が届くそうです。病床からお礼のメールを送ったら「どのみちレッスン続けるなら払うんだし。よく休んでね。きんぎょになにかあったらこの前払い分がパーになるからね(笑)」と返事をくれました。

プライベートレッスンの生徒さんは、italki の生徒さんより距離が近くなれる分、難しいこともありますが、嬉しいこともたくさんあります。