めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その170〉季節感と季節の行事 (italki)

 金木犀が咲き始め、花の美しさと香りにうっとり。。。生徒さんにそんな話をしたら「こっちは季節がないからちょっとうらやましいです」とのことでした。その方は東南アジアにお住まいですが、一年中暑い!のだそうです。日本語のテキストにでてくる日本の生活の例文を見て「例文みたいに昼間にサイクリングや散歩なんかしたら死んじゃいますよ。」治安じゃなくて、気候が厳しすぎてできないんですね (;´∀`) 

 日本語のテキストや日本語教室によっては、日本の行事や日本の生活をけっこう取り上げるもの(ところ)もあります。内容によっては、生徒さんの国には全くそういう習慣がない!なんてものもあります。その一つがこの「昼間のサイクリング&散歩」でした。

 かと思えば、あっちでもこっちでも同じ体験をしていることもあります。

その一つが「お月見」です。先日2020年10月1日の中秋の名月は、多くのアジアの国では同じ日に月を愛でていました。しかも連休のところも多いみたいで、家族が集まってお祝いをするそうです。

「先生、月餅食べてよ!」とメールが来てましたがよく見ると「中国の月餅ですよ!」と注意書きが。私、お恥ずかしながらおとなになるまで月餅は長崎のお土産だと思ってました!!(  Д ) ゚ ゚ 最近いつ月餅食べたかな、、、ヤマザキのしか食べたことないかも?!本場中国のとはちがうのかな?と思い、日本滞在歴のある生徒さんに聞いてみると。。。

ぜんっぜん違います!全然、全く、100%

 中国でも地域によって違うそうですが、甘いのや、お肉がいっぱい入ったおやきのようなものなど色々あるそうです。「え?先生、牛肉のやつ食べたこと無い?」ないよ、というと「先生、かわいそう。。。」そ、そんなに美味しいんだ。(^○^)

 その日のレッスンでは、レッスンのたびにアジアにお住まいの生徒さんや中国にルーツのある生徒さんたちがお国自慢の月餅の話をしてくれました。私、生まれも育ちも日本なんですが、同じアジアの国に住んでいても、こんなに知らないことだらけだったんだと、しみじみ思いました。

 「先生、コロナが終わったらうちにおいでよ、美味しいお肉の月餅いっぱい食べさせてあげる!」とある生徒さんがいいました。ぜひぜひ~!!