めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その156〉文章添削で収入UP (italki)

私の日本語のセンセイの仕事で、密かに立派な収入源になっているのが「文章添削」です。(私、今体調を崩しているのですが、それでも仕事になります。ありがたや。)そんな事言うと「え?きんぎょ、もしかして文章を書く仕事や翻訳の仕事とかしてたの??」とか思うでしょうか?でも皆様は私のこのお粗末なブログの文章を読んでいらっしゃいますから、それはないか(T_T) はい、私が書けるのはこの程度の文章 …

 

 文書添削と言っても、いろいろあります。私では極度に専門的なのは無理です。じゃあどんな文章をチェックするのか?主に「日本人とやり取りするための文章」です。例えば、日本人の友だちや取引先にメッセージを送りたけど、この内容で大丈夫?みたいなやつです。え?そんなんでお金取るの?と思われるでしょうか。ここでのポイントは「早い返事」です。(ちなみに利用者は固定の生徒さんがほとんどなので、少々のチェックは無料でやってます。)この中に、結構気に入ってヘビーユーザーとなる方がちょこちょこいます。ほとんどはもともと私のオンラインレッスンの生徒さんで、日本在住の方や、日本人と仕事などで絶対にやり取りしないといけない方たちです。日本語の文章を毎回友達や同僚に確認してもらうわけにはいかないし、思った時にすぐお願い!とはできないですよね。(あと、友達や同僚だと遠慮してはっきり間違いを指摘してもらえないこともあります。)中には少々ならお金を払ってでも解決したい!という人もいるんです。そこできんぎょの出番です!私もすでにその生徒さんの日本語のレベルや考え方、職場環境をよく知っているので、何度もメールをやり取りせずとも作成ができます。

 

 利用する方のほとんどの方は中級以上で、JLPTのN1保持者もいます。ですので文法的な間違いというより「ここでその言い方はだめよーーーー!!」というような文章を訂正したり、相手から来たメールの意味がわからないという場合はその意味の説明をしたりします。

 たとえば先日こんな依頼がありました。日本人の知り合いからイベントへのお誘いがあったけど断りたい、この返事でいいですか?失礼になりますか?というものでした。その生徒さんが作った返信文は「拒否します。」でした。ずばり一言。あかん、絶対あかんやつーーー!!この場合、まず「拒否」という言葉はどんな時に使うかを例文で説明します。そして例文を3つくらい作成tして、意味合いの違いを書いておきます。生徒さんにとっては、特にお断りの文章が難しいようで、添削依頼が多いです。生徒さんの母語では断ることは別に失礼でも何でも無いという場合が多いようで、感覚的によくわからないことも一因ではないかと思います。

 

 また、別の方からは日本の取引先にオンライン会議で短い自己紹介をするのだけど、こんな言い方でいい?という確認がありました。夜中に依頼があり、翌朝にはもう会議だそうで、時間がないのでオンラインレッスンではなく、メールでの確認が希望でした。この場合、私はこの方の日本語のレベルや人柄がある程度わかっているので、適切な日本語を作りやすいです。メールをもらってから30分で完了しました。

 

 この添削の仕事を受けるようになって収入源としてはもちろんですが、よかったことの一つは、オンラインのレッスンを受けられなくなった生徒さんともやり取りができることです。そして仕事や学校生活などで困った時に私のことを思い出してもらえるので、私としても信用のある生徒さんとの付き合いを継続できます。