めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その106〉オリンピック延期の影響 (italki)

コロナウイルスの影響で、2020年東京

オリンピックの延期が決まったのが

3月末ごろでした。

 

私の生徒さんの中にも、オリンピックに

合わせて日本を旅行する予定の方が

結構いました。

 

私だったら、7・8月なんて暑すぎて

旅行はちょっと遠慮したいくらいですが

やはりオリンピックは注目度が違うんですね。

 

今年はオリンピックの延期と、そもそも検疫の

関係で入国ができないことのダブルパンチで

観光で日本に来る生徒さんは全滅です。

 

オリンピックのような世界大会や資格試験は

生徒さんのやる気の維持に結構大きな影響が

あります。

「オリンピックまでに。。。」という明確な

ゴールができるからです。

 

言語学習をするにあたり、大事なことの一つは

ゴールの設定 だと私は考えます。

(もちろん途中で変更可能です)

 

とりあえず、現時点でのゴールがある程度描けたら

それに合わせて何をしたら良いかがはっきりします。

 

例えば。

大人の場合で、全くその言語を知らないなら

「ペラペラになる」ことを目標にすると

漠然としすぎています。

 

それよりは「旅行に行った時に簡単な会話ができる」

とか「仕事で〇〇語で電話ができるようになる」

「〇〇語で〇〇のマンガが読めるようになる」

というような具体的な最初のゴールを設定したほうが

やりやすいです(先生にとっても)。

 

極端な話、仕事で必要だから日本語を覚えたいなら

「りんご」「いちご」のような食べ物の名前や

「おさとは?」のようなクラッシックな形の

言い回しは、必要になった時に後から覚えれば良いのです。

私達が学校で英語を覚えたときのように、最初から幅広く

覚えなくてもいいわけです。

 

もちろん、語学学校はそうはいきません。

卒業するまでのカリキュラムがあります。

ただ、家庭教師形式で教える italkiのような

オンラインのレッスンでは、必要なことを

必要な時に、必要なだけ学ぶことが可能です。

(むしろそれを求められることが多いです。)

ですので、先生にとっても、生徒さんの

ある程度の目標が分かっている方が助かります。

 

大人の言語学習は、ある程度目的に焦点をしぼって

やらないと、時間もお金も無駄になります

 

「でもそれだったら別にオリンピックでなくても

いいじゃん?」と思うでしょうか?

オリンピックのような大きいイベントは

デッドライン(〆切・期日)というゴール設定に

とても有用なのです。

あと、メディアにもよく出るので、気分も盛り上がります。

やる気の維持にも役立ちます。

 

実は私はあまりスポーツのイベントに興味がない

人なんですが (^o^;) この仕事を始めてから

初めてオリンピックの影響を感じました。

 

ではでは~!