めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その91〉オンラインお悩み相談室 (italki)

オンラインのレッスンは何とも

不思議な時間です。

 

オンラインの先生と生徒は、基本的に

対面で会う機会はほぼありません。

どこに住んでる誰なのか分からない人です。

オンライン上の名前とskypeなどのアカウント

以外分からない人とやり取りするわけです。

 

(ちなみに私はTutorという、オンラインで

 日本語のレッスン(会話)のセンセイをしてます)

 

一人の生徒さんと50回もレッスンしてると

かなりいろんなトピックスについて

話すことになります。

 

意外と盛り上がり、生徒さんが饒舌になるのが

お悩み相談」です。決して私が悩みについて

話しましょうと言うのではありません

生徒さんが自主的に始めた場合のみです。

 

決してこちらからプライバシーに触れることは

しないようにしています。

ですが生徒さんが始めた場合は別です。

 

内容にもよりますが、私の場合はセクハラ

になることや、怪しげな商売のニオイのする

ものでなければ、ある程度何でもOKです。

 

 意外とこういう生徒さん多いんです。

 

なんで?

 

先日、その理由がわかりました。

私の場合は日本語のレッスンなので

生徒さんが人に言えない悩みを話しても

家族の誰にもバレない(笑)!!

(ちょっとマイナーな言語バンザイ!)

 

例え誰かが隣にいても、嫁姑問題を愚痴ろうが

上司の悪口を言おうが、誰にもバレない!(笑)

精神的にちょっと自由を感じるようです。

 

これが英語だと、そうはいかないですね。

 

あと、外国語で話すとどうしても不自由ですが

不自由だからこそ、感情的になりすぎず

丁寧に話すから理性的に話せるのも

良い作用かもしれません。

 

どうもこれが人気(?)の秘訣のようです。

まあ、別に私に信頼が有るとかではないのです。

 

しかも、生徒さん自身に言いたいことがたくさん

あるので、生徒さんのレベルが中級だと、お悩み相談

ならレベルが中上級くらいにUPします。

 

先日、あるレギュラー生徒さんがレッスンで

くらーーーい顔をしてました。

どうしたの?と聞いたら、ご家族のことで

とても悩んでいるとのことでした。

 

ポツポツ話してくれてたのですが

時々その生徒さんの横をご家族が通る。。。

「だ、大丈夫ですか?」と聞いたら

「だれも日本語わかんないから大丈夫。」

 

なるほど。

 

コロナウイルスの問題もあり、隔離政策が

厳しい国では、本当にストレスが溜まったり

家族との関係が難しくなったかたも多いようです。

 

ひとしきり悩みを話したらすっきりしたのか

60分が終わる頃には、ちょっと元気そうでした。

 

わたしがこれといった解決方法を言えるわけでは

ないのですが、とにかく話しができるというのは

離れていても心を通せる方法なんだなぁと

しみじみ思いました。

 

きんぎょのオンラインお悩み相談室(日本語)。

まだまだ続きます。