めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その56〉途中: 14 日本語の語彙・意味 (NAFL)

この教科書に載っている内容から。

 

はらはら→ぱらぱら→ばらばら

 

涙や雨粒が落ちる様子を表すときに使いますね。

 

はらはら、というとなんだか雅やかです。

ぱらぱら、というと小雨くらいかな。

ばらばら、というと大粒の雨が激しくふる感じでしょうか。

 

日本語の語感って面白いですね。

ですが、日本語学習者には面倒くさいようです(笑)

 

これ、ぴったり正しく使えば、短い言葉で

正確に質感のみならず、感情にまで訴えます。

 

し・か・し。

 

間違うと「え・・・?」という感じになります。

 

先日のレッスンである生徒さんが言いました。

「せんせい、このケーキ、ジメジメして美味しいですよ。」

 

ジメジメ・・・?

 

ジメジメというのは、梅雨時期の湿気の多い少し蒸し暑い

様子を思い浮かべます。

ケーキがジメジメ?

ちょっと不味そうな。。。(^_^;)

 

そう、生徒さんがいいたかったのは「しっとりとして」でした。

どちらも水分が多い様子を表してますが、ジメジメは気象や物、

しっとりは食べ物に使うことが多いと思います。

 

説明したら「日本語ってメンドクサっ!」っと笑ってました。

 

私も外国語を勉強してますから、よくわかります。

勉強したことをitalkiのレッスンで試したら

先生の目がテン。。。

ということがよくありました。

 

私は italki のチューターという仕事が好きです。

 

私の外国語学習は基本的に独学です。

私の場合は、独学で学んだことを使ってみる場所が italki です。

 

いっぱい失敗する場所が italki のレッスンです。

いっぱい 褒めてくれるのも italkiのレッスンです。

もうやめようかな、と思うたびに、私よりずいぶん若い

チューターたちにはげまされました。

 

私のレッスンもそうでありたいと思っています。

あまり上手なレッスンではありませんが

長い語学学習の伴走者として小さな助けとなればと思います。