めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その43〉新型肺炎の影響 (italki)

日本語のレッスンをしていると思わぬところで

新型肺炎コロナウイルス)の影響を感じます。

 

<アジア在住の生徒さん>

春節が終わった頃、まず、中国の生徒さんが

一気に非常事態モードに入りました。

息を潜めるようにといったら大げさかも

しれませんが、一気にレッスンが止まりました。

 

もともと私のレッスンは会話が中心なので

決まったカリキュラムや宿題はありません。

一旦止まっても、遅れてしまうとかそういう

心配がないのもあるかもしれません。

 

途中からぽつりぽつりと生徒さんが戻ってきました。

息抜きに話をしたいとか、そろそろ普通の生活の

リズムを取り戻したいという人が出てきました。

 

中国の生徒さんが通常モードに戻りだした頃

それ以外のアジア各国の生徒さんの方に

変化が出てきました。

 

シンガポールでトイレットペーパーが

なくなった、と報道が出た頃です。

(今は解決して、次は日本でトイレットペーパーが

 不足していますね。)

 

いつも会社の始業前や昼休みにレッスンを予約していた

人たちが、私服で(ときどきパジャマで)自宅から

レッスンを受け始めました。

在宅勤務に切り替わり始めた様子が見て取れました。

 

この頃には、全く日本語を勉強したことがない人の

予約が増えました。自宅待機や休校の決定で

時間ができた学生さんや社会人がちょっと日本語を

かじってみたい、という感じでした。

オンラインなら外出の必要がないから、手軽な楽しみ

という側面もあるかもしれません。

 

<アジア以外在住の生徒さん>

アジア以外の生徒さんから影響を感じることは

少なかったです。

 

ただ、中には新型肺炎の影響で、日本で決まっていた

採用通知が保留になり、ビザの発給に影響がでている

という人がいました。

 

会社に連絡しても、のれんに腕押しだそうで

とても怒っていました。

その怒りがこちらに向かうので、正直にいえば

かなり閉口しました。

(もちろん私はその生徒さんの雇用先とは無関係です)

 

最初は熱心にレッスンを受けてくれていたので

余計に残念に感じました。

 

日本語の先生をしていると、先生が日本の代表の

ようになってしまうことがときどきあります。

 

<日本在住の私>

 

あまりに情報に疎い私を心配して、アジアにお住いの

生徒さんが、ときどき最新情報をメールしてくれます(笑)

 

やはり中国にお住いの生徒さんのご意見が一番厳しいですね。

「マスクはこうやってつける!」

「外出の頻度は極力減らす!」

「〇〇なところには行かない、先生、わかりました?!」

と厳しくご指導ご鞭撻いただいています(笑)