めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その67〉アジアの歴史と日本語 (italki)

それぞれのセンセイの特性によって

ついてくれる生徒さんも違います。

 

アジアの言語が話せる先生は必然的に

アジアの生徒さんが増えます。

 

ヨーロッパ言語が話せる場合は、ちょっと

エリアが広がってヨーロッパや南米の

生徒さんが増えます。

 

とか書いといて、アジアの言語が堪能な訳では

ないのですが、最近ワタシのレッスンはアジアの

生徒さんが多いです。

 

日本語学習者を見渡すとやはりアジアの

生徒さんは多いです。

NAFLの教材にも、一位が中国でダントツだと

書かれてました。

ポップカルチャー以外にも、日本に縁がある

仕事や、親戚が日本にいるなどやはり密接な

関係を感じます

 

そしてアジアの生徒さんとレッスンしていると

一度や二度は体験するのが「アジアの歴史と

日本語」の切っても切れない関係です。

 

もちろん漫画や日本のポップカルチャー

惹かれて日本語を学ぶ人もいます。

でも、その源流には日本との歴史的な関係が

関わっているときもあります。

 

生徒さんの中には、ご自身のおじいちゃんや

おばあちゃんは現地の言葉よりも日本語の方が

得意という人もいます。

 

また、ご自身が日本語学習や日本文化に接する

ことを禁じられていた世代だという方もいます。

 

現在進行形で日本との関係が複雑な国の方もいます。

特に政治の状況がひどく冷え込んだ時は

レッスン中に歴史や政治的な話だけ60分

話し続ける生徒さんもいました。

(ほとんどの生徒さんはそういうことは

 ありません。みなさん節度と良識をもって

 受講してくださいます。

 あくまで、一事例として記載しています)

 

また上級レベルの生徒さんのレッスンでは、

難しいトピックが出てくることもあります。

 

例えば日本の法律や憲法についての話を希望した

生徒さんと話す際には、現憲法に影響を与えた

ものとして、第二次大戦のことが出たことも

あります。

難しすぎて死にそうでしたが、社会科の勉強の

ようで、常識的な範囲の話でした。

 

ですが、社会科の粋を超えて、差別や攻撃に

つながるようになってきた場合はどうするか?

 

italkiのルールでは、過度に個人的なことや

差別や政治、宗教に関する話は遠慮するよう

記載されています。

ですので、私の方からテーマにすることは

基本的にありません。(可能な限り避けます)

 

ですが、生徒さんからそういった話が出た場合は

まずどのような意図かを見極めます。

 

とにかく感情的にならないことが第一です。

感情的にさえならなければ、必ず対処できます。

そして知らないことは知らないと言うことです。

わからないことはわからないで構いません。

 

私にはそのような意図がなくても、問題に

なることもあるので、気をつけるように

しています。