めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その191〉理想の働き方 (italki)

 実はitalki の先生の中には、あの「先生検索リスト」に載っていないけど教えている先生がいます。それはitalki 講師カレンダーを使った新規の生徒さんを受け付けていない先生です。このなかには休職中(?)の方も含まれます。ただしこのルールは、italkiの都合によってよく変更します。あくまでも原則的なルールであって、絶対ではありません。

ですので『〇〇語では先生がウン百人います!』といっても、おそらくリストに全ての先生が載っているわけではないはずです。

 私も諸事情でしばらくの間新規のレッスンを受け付けないと、リストから姿を消します。というかitalkiに勝手に消されます。アカウントが消されるわけではありませんから、一度でも私とitalki 上でコンタクトをとった生徒さんなら私の先生アカウントにアクセスできます。ですが、新規の生徒さんは検索ができませんしメールを送る事もできません。また新規レッスンを受け付け始めたらリスト検索に上がるようになるわけです。

 実はitalki 上でめちゃくちゃ働いてるけど、リストにでてこない先生がいます。それは『レギュラーの生徒さんとしかレッスンしない先生』です。招待状でレッスン予約をしているので、リストにはでてこないのですが、仕事はバリバリやってるわけです。

それで稼げるの?という気もしますが、可能です。オンラインのレッスンでも、レギュラーの生徒さんを中心にできるようになるとストレス、トラブルともに減って、かなりやりやすくなります。生徒さんが足りないときだけ、新しいレッスン枠を開放するという先生もいました。

英語や中国語のように学習者が多い言語なら、レッスン価格を変動させてバーゲンをすれば注目度が上がり希望者がワッと押し寄せて、まずはレッスンを受けてもらい、その中から料金が上がっても続ける人が一人や二人は残るようですが、日本語のレッスンで同じことをやると本当にデフレまっしぐら、安い料金をどんどん下げてということになってしまします。

 これは学習目的も影響しているようですが、英語を含むヨーロッパ言語や中国語を勉強している生徒さんは、就学や就職の為に勉強している割合が高く、景気変動の影響を受けにくいように思います。

ですが日本語、特に私が主にやっているような会話のレッスンの希望者の多くは、趣味が目的でやっている場合が多い気がします。すると景気や政治の影響があるとあっという間に生徒さんがいなくなります。事実、コロナ渦で一時的に生徒さんが増えましたが、その後一部の国の生徒さんはほぼ壊滅的に消えました。理由は簡単で、米ドルに対する自国通貨の価値が下がってしまい、italki のレッスン代を払えなくなったことが原因でした。逆にこの言語ではコロナ渦の影響で、米ドルで給料が支払われることが人気となり、先生になりたい人が一気に増えたので、あっという間に新規講師受付が終了しました。

 話が逸れましたが、私は現在のところ『レギュラーの生徒さん+止めるレギュラー生徒さん枠を補うための新しい生徒さん』で稼ぐ先生を目指しています。やはり毎回新しい生徒さんの大量確保を目指して働くのはちょっと厳しいなぁと思うからです。