世の学校は休校になり、スーパーの棚からは
トイレットペーパーが消えました。
そりゃあ一ヶ月以上子どもたちが家にいて
外出は控えましょう、この先の状況は不透明です、
となれば、ある程度買いだめしたくなるのも
わかる気がします。
メディアでは買いだめする人への非難がいっぱいですが
実際、マスクだってまだ入荷しませんしね。
なぜ、こんなことを書いているかというと
この数日のレッスンではこの話題が何度も
出たからです。
SNSのすごさを思い知る日々です。
日本に住む私より、海外に住む生徒さんのほうが
日本ウオッチャーと化していて、情報に詳しいし
何より早い!!爆速で情報をチェックしています。
「なんで日本ではトイレットペーパーがなくなるの?」
これをテーマに、何レッスンかやりました。
他国から見ると不思議だったようで
けっこうな人数の生徒さんに質問されました。
シンガポールでも一時トイレットペーパーが不足した
そうですが、5日程度で回復したそうです。
「国がやる、といえばあっというまにやりますよ」
とのことでした。
生徒さんの分析は下記のとおりです。
①日本では「恥の文化」があり、トイレットペーパーが
なくなるというのは、他人から不潔に思われる
心配があるからではないか
②日本では国が必ず解決してくれるするという
信頼度が低いから、社会不安を起こすのではないか
③日本では小さい住宅が多く、場所をとるトイレットペーパー
を備蓄している人が少なかったのではないか
④日本では、国民の良心や良識に訴えて流通を安定
させようとしており、具体的な根拠(例:これだけの
在庫があり、いつまでに日本中の不足を解決します)
が見えないことがいっそう不満や不安を高めているの
ではないか
他にもいろいろありましたが、同じテーマをそれぞれの
国からみたら、おもしろい意見がたくさん出ました。
特に台湾の年配の生徒さんからは、嘆きの声が。。。
「日本よ、どうしたんだ一!!」と熱く語ってくれる
方が多数でした。
中には白熱しすぎて、日本語がうまく出てこず
途中から母国語でまくし立てるひとも。。。(笑)
ある意味では新型肺炎そのものについてより
盛り上がりました。
文化や考え方の違いが非常によく出た一件だったと
いうことでしょう。
そして生徒さんが一様に、最後に一言。
「先生、困ったらトイレットペーパー送ってあげるからね!」
みんな優しいなぁ(笑)
お気遣いありがとうございます。
読んでいただきありがとうございます!
もし面白かったら、ポチッと頂けたら感謝です♪