生徒さんが10人いれば、目的や目標は
10通り以上あります。
「え?日本語が上達するのが目標でしょ?」
そうなんですが。
昔、英語で習った5W1Hじゃないですが
いつ、どこで、何のために、なぜ、だれと、
どのように日本語を話したいのかは皆違います。
① 現地時間の夜遅くにレッスンを
予約する女性がいます。
本当にワイワイ1時間話をして終わります。
「あまり細かい注意はしないでね」と
言われているので大した指導もしません。
この方の目的は、忙しい仕事が終わり寝る前に
気兼ねなく楽しい話をすることであって、
日本語の上達は一番の目的ではありません。
そのため超ゆる〜いレッスンです。
② 大学の日本語学科に通う生徒さんがいます。
今後の就職の事もあり、間違いは細かく指摘
するよう要望をもらっています。
学校の課題等のネイティブチェック等の
依頼もたまに受けます。
ただ、出来る事、出来ない事をはっきり
しておく必要があります。
(何でもオッケーと言ってると大変なことに)
1時間かなりみっちりやることになります。
③実際にレッスンをする人以外にも
質問だけメールで送る人もたくさんいます。
なかには「さみしいです」とか「素敵な出会いが
欲しい」という目的が???な人もいます。
明らかに目的がズレている場合は返信しません。
時間の無駄遣いだからと、余計な問題を
おこしたくないからです。
ビミョーな場合は、自分で作った定型文の
レッスン案内を送って終わりにします。
対応に困るなー、ということはもちろんitalkiに
相談してもいいですが、わたしはたまに同性の
顔なじみの先生(日本語じゃありません)の
レッスンを予約してレッスンがてら相談します。
ベテランの先生は大抵同じ経験があります。
とても勉強になります。
もちろん自分の外国語の勉強にもなります。
その時に、その先生の指導言語での有用な
フレーズも教えてもらっておきます。