生徒さんのご依頼で、日本語の試験勉強に付き合うことがよくあります。
「きんぎょ〜、これ、なんで3番じゃないの?2番が正解なの、納得できない!」
問題集には正解は書いていても、細かい解説までは書いてない場合が多いのです。
回答を見なくても答えられるきんぎょに、ちょっとだけ生徒さんが尊敬の眼差しを向けてくれます・・・ほほほほほ〜!(まあ、いちおうネイティブスピーカーですからね)
問題を画面共有で見せてくれるんですが、読んでいるとあることに気が付きました。
「これ、中国の問題集じゃない?」
生徒さんビックリ。「なんで分かるの?!内容が間違ってる?」
何となくわかるんです。いろんな国でJLPTの問題集が作られていて、オンラインで無料で共有されているものもたくさんあるようです。
一番よく見るのは中国のもので、最近だとベトナムのものも多いです。
どちらも上級のレベルだと、日本語だけで書かれています。ですがよく見ると、漢字の使い方、ひらがな・カタカナの配分などにちょっとした「クセ」が見られるんです。
決して間違っているわけではないけど、現代の日本語に触れている日本語母語話者だったらこうは使わんかな〜みたいなのがちょこちょこあります。見慣れると、だいたいどの国のものか見分けがつくようになります。
国によっては、露骨に間違っているものもあります。やはり受験者(需要)が大きい国ほど間違いが少なく、レベルが高いように感じます。