めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その617〉生徒さんの嬉しかったこと

先日公開が始まった、映画「ゴールデンカムイ」を見てきました!公開前は不安視する声も多かったようですが、面白かったですよー!ポップコーンとコーラがよく合う映画でした。ドキドキが満載ですが、時々笑いが起きるので、あっという間の2時間でした。原作を知ってる人の期待を裏切らないビジュアルもすごい!正直、あの絵をどう三次元にするんだろう。。。と思ってたんですが、すごい!個人的に某白石氏が。。。(笑)かっこいいキャラはできそうな気がするんですが、チャラいゆるいキャラってどうすんだろうと思ってたら、見事にそのものでした。次回作が楽しみです。

 

先日のレッスンの話です。レッスンでする内容が早く終わったので、20分くらいおしゃべりをすることになりました。この生徒さんは日本に住んでいて、日本の企業で働いています。

「あ、きんぎょ先生、この間面白いことがあったんですよ。」

この生徒さんは南米のある国の出身です。少し前にテレビで、この方の母国で活躍するとある日本人ご家族を取り上げた番組があったそうです。仕事は定時でキッチリ終えて、素敵なマンションに住んで、子どもたちはマンションに併設のスポーツクラブで楽しくスポーツに親しみ、休日には併設の専用BBQスペースで家族や友達と楽しい時間を過ごす。ここではみんな日本でではとても考えられないような、素敵な時間を過ごしている、というものだったようです。

これを見た同僚が、生徒さんに「〇〇(生徒)さんの国、すごいじゃん。何で日本で働いてるの?」と質問したんだそうです。

へー。で、実際どうなんですか?ときんぎょが聞くと、

「メディアが作り出すステレオタイプですよ。そういう人もいないわけじゃないです。でもそれは、日本で例えるなら、東京都心のタワマンの最上階に住んでる人の生活を、一般的な日本人の生活のように紹介しているようなもんですよ。」

なるほど😂

「でもね、私の国に興味を持ってくれて嬉しいんです。ついでに私の町や家族の写真を見せることができました。なかなかね、日本人と個人的な話をする機会ってないんです。だからとっても嬉しかったんです。日本に来てから、私はなかなか友達ができません。私の母国では考えたこともないことでした。どちらかというと、鬱陶しいくらいでした。でも今は本当に仕事以外で話すことがありません。それはちょっと残念です。だから個人的な話ができて嬉しかったんです」

そこまで話してから、「私がオンラインのレッスンをたくさん予約するのも、もしかしたらさみしいからなのかもしれません。予約したら、必ず話せますから。」

ちょっとしんみりしちゃいました(TдT)