地域が変わると、常識も変わる。
オンラインの先生をしていると痛切に感じます。
先日のレッスンでの話。
「きんぎょ先生、私先日、日本人の同僚を激怒させてしまったんです(T_T)」
何をやらかしたのかと思ったら。
「結婚していますか?」と聞いたのだそう。
そしたら「失礼だ!」と想像以上に怒られてしまったそう。
この生徒さんの母国では、結婚しているかしていないかは、『はい』か『いいえ』の回答を知るためだけでしかない質問なんだそうです。
結婚していたり、法的な婚姻関係ではないけど類似する関係にあるパートナーがいるなら、そのように対応する、いないならそのように対応する、という考え方なんだそうです。ですので要は重要だけどあくまで『情報』という位置づけなんだそうな。
「パートナーの有無は、イベントなどへの招待の際にも重要だし(相手に恥をかかせてはいけない!)。あと、もし素敵な人でパートナーがいないなら私が立候補しま〜す!というチャンスもあるじゃないですか!」😂 なーるほど。
「でも日本ではどうもそうではなかったようで。。。」と生徒さん。
今までも同じような質問をしたことがあったけど、ここまで怒られたことはなかったそうで、もしかしたら今までも相手は起こっていたのかもしれません。
日本だと配偶者やパートナーの有無の情報は、それ自体が情報以上の『情報』になってしまいがちなのもあるかもしれません。
これは確かに感覚に違いがあるかもしれません。
きんぎょ、いつだったかのレッスンで、ある生徒さんがご自身のお国の戸籍謄本的なものを見せてくれたんですが(いや、見せろって行ったんじゃないんですよ。生徒さんが見て見て〜!!って・・・)、そこに結婚歴の有無に関する記載があるんです。
え?それって必要な情報なんかいな?とちょっと思った記憶があります。
ですが国が変われば、必要事項は変わるんでしょうね。
その話しをしたら「え?ていうか日本では載ってないの?」と生徒さん。
結婚歴、離婚歴の記載(離婚したら”独身”ではないんだそうです。”離婚したことがある人”みたいな言葉を使うそうで、”独身”は結婚したことがない人を指すそうです。)なんて聞いたことないよな〜。
ここまで話して時間が来たのですが、生徒さんは面白かったらしく、「次回この続き話そうね!」と言ってお別れしました。