めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その544〉会話レッスンのお題

中級以上のレベルの生徒さんの会話のレッスンでは、用意したネタ帳の中(?)から選んで、ちょっとアレンジして話題を提供します。

今回の生徒さんはアートの分野が大好きな方でした。

Sony World Photography Award 2023: Winner refuses award after revealing AI creation - BBC News

AI作成画像が著名なフォトコンテストで入賞してしまった、というやつです。

結局受賞は辞退したのですが、この写真家は「審査員がAI作品かどうか見抜けんとはなんちゅうこっちゃ!」と激怒した٩(๑òωó๑)۶そうです。

そんでもって今日のお題。

審査員がAI作品かどうか見抜けないのは是か非か?!

😂

きんぎょはアートの分野に全く詳しくありません。でも審査する人は何にも感じないのかな~?とちょっと気になりました。

そしたら生徒さんから興味深いコメントが。

「私達は彼らの手を見たいのではなく、頭の中を知りたいのです。だから見抜けなかったことは大した問題ではありません。褒められたことではないけどね。」

技術(手)を見たいのではなく、この写真が生まれるまでの、テーマと構成、使用機材を選び考え撮影した過程(頭の中)を知りたいのだそうです。

「だからAIの頭の中を覗いても意味がないんです。そこには視点も偶然も奇跡も才能も関係ありませんから。」

 

なーるほど😮

AIの怖さを強調するニュースをよく見ますが、芸術の視点だとこんな見方もあるんですね。

レッスン回数が増えるといろんな話をすることができます。

聞いているだけでもかなり面白いです😃