「きんぎょ、その顔どうしたの?」と言われるほど、顔が、特に目の周りが腫れているようです。原因は花粉症。ボーーーーーっとしてます。
日本語を教えていると、生徒さんの間違いを指摘することがよくあります。
入門〜初級の生徒さんなら指摘というよりも励ましの方が格段に多いです。
今日は中級以上の生徒さんを見ていて気がついたことを書きたいと思います。
指導の一つに、文法が挙げられます。実は文法の間違いは、「致命的な間違い」と「致命的ではない間違い」の2つに分けられるのではないかと思います。要は間違っていても意味が通じるかどうかです。
例えば、「私」と「本」、この2つの名詞を助詞でつなぐとき、「私の本」と「私が本」「私に本」「私と本」では、同じ名詞を使っても意味(働き)が全く違います。
「This is my book.」と言いたい場合、「私の本です」ではなく「私は本です」と言ったら意味が全く通じません。これは致命的な間違いといえるかと思います。
それに対して、「話しましたです。」はどうでしょうか?本来言いたかったのは「話しました」か「話したんです」だと思いますが、とにかく"I talked ~" のことだと、意味はわかります。日本人でも緊張すると、丁寧な言い方がおかしくなる場合がありますね。これは致命的ではない間違いかと思います。
会話のレッスンで、生徒さんの間違いを全て指摘すると会話が進まなくなります。この塩梅が難しいところなんですが、生徒さんの目的に合わせて加減しています。
その際の注意点の一つがこの「致命的な間違いか否か」です。
致命的な場合は、一区切りついたところで訂正します。
ですが致命的では無いやつは、たまたまそんな表現が出たっぽい場合はそのまま流します。繰り返し間違える場合は指摘します。