めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その512〉生徒さんとのお別れの時期

花粉症のシーズン突入です。もう、薬を飲んでも何をしても100%治まることはありません。しかも薬をのむとなんだかぼーっとする。ブログの内容が読みにくかったらすみません。つらいよー。

 

日本は3月に入り、お別れの季節が始まりました。最近は8,9月あたりがお別れの時期ということが増えましたが、それでも3月は多いです。

日本で暮らす生徒さんの中には新生活が始まる人もいます。そして新生活が始まるということは、きんぎょとお別れの生徒さんも出てくる、ということです。

次の国に行く人、母国に戻る人、進学する人、就職する人、様々です。

 

お別れは残念ですし、悲しいです。きんぎょの収入にも直結します。とほほ。

italki は学校とは異なり、生徒さんが「卒業」していなくなる訳ではないので、先生の考え方によっては、悲しさや辛さが心に重くのしかかり、けっこうストレスになることもあります。気にするか気にしないかの問題といえばそれまでですが、数年この仕事をしていますが、きんぎょ自身、やっぱり今でも心残りのある生徒さんもいます。

 

お別れになる場合、事前に知ることができるのか?italki の場合、それは生徒さん次第です。毎回のレッスンが単発の契約なので、生徒さんが予約しなければそれで終わりです。

お別れになりそうなことを事前に教えてくれる生徒さんは、実はかなり有り難い生徒さんでもあります。この生徒さんのレッスンが多分なくなることと、この生徒さんの時間帯が空く、という見通しを事前にたてられるからです。

italki のようなタイプのレッスンだと、一度お別れした生徒さんが、また単発でレッスンを予約してくれることはけっこうあります。

ですから特に会話のレッスンをメインにしている先生は、別れに焦点を当てるより、新しい門出に焦点を当てるほうが、今後の生徒さんとのつながりを保つのに役立つと思います。

そしてその方が先生の精神的な健康を保つためにも良いと思います。

お別れって、なんだかんだやっぱり辛い部分があります。ずっとレッスンを予約してくれた生徒さんがプツッと現れなくなったら、やっぱり心が騒ぎます。

 

こんな時に役立った経験が2つあります。

一つは外国語を勉強した経験です。日本語での別れの挨拶はちょっとしんみりしてますが、外国語だとけっこうポジティブに祝福する表現がたくさんあったります。そういうのを見聞きしていると「こういう表現や考え方もある」という経験が、お別れで傷つくというメンタルを保護してくれます。母語ではない外国語なので、その距離感もちょうどよいのかもしれません。

もう一つは、自分がそのサイトで生徒として学んだ経験です。自分が生徒の場合でも、特定の先生とのレッスンをやめたいときが必ず出てきます。嫌だから、忙しいから、他の先生とレッスンしたいから、特に理由はないけど・・・いろんな理由で辞めるときが出てきます。そうなんです、何でもなくてもやめることはあるんです。だから一つ一つのお別れに焦点をおかないようにしよう、というふうに考えます。

先生として悪かったところを考えるのは程々にしたほうが良いと思います。もちろんハラスメントや差別に当たる言動があったなら別ですが。

きんぎょのitalki の先生の中にも、お別れに耐えられず、やめていった先生もいます。きんぎょがレッスンを止めた後も「いつ戻ってくるの?なんで止めたの?」と何度もメールを送ってきた先生もいます。これをもらい始めると、もうその先生には戻りたくても戻れません。

何が悪かったんだろう、悪いところを直そう、もっと勉強しよう!原因を追求しよう!というのも大事なことですが、ある程度のことはスルーするという能力のほうが、同僚やメンターのいないオンラインレッスンの先生を続けるにあたっては重要な場合がよくあります。