めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その460〉カスタマイズの限界~オンラインレッスン継続のコツ

仰々しい偉そうなタイトルですみません。

先日italki ではないのですが、似たようなサービスで先生をしている方のお話しを耳にする機会がありました。

その中で「オンラインレッスンのカスタマイズ」についての話しがありました。

その内容は「生徒さんのリクエストにどの程度応えるか」でした。

 

日本語学校と違い、オンラインの個人のレッスンは自由にカスタマイズができます。

ただし自由がきくぶん、これが先生を真綿で首を絞めることになるのもしばしばです。

自由がきくぶん、自由に振り回されてしまうのです。

もちろん1レッスンで50ドルなんて話ならまた変わってきます。ここでは比較的お手頃な料金を前提に話しをします。

毎回生徒さんの要望に応えていたら、その準備だけでものすごい時間を使わなくてはなりません。しかもitalki の場合、それでも次回のレッスンが確約されているわけではありません。

これについて、オンラインレッスンやYoutube、ブログでご活躍のあつこ先生がどれだったかの動画で、すでに準備ができている教材の範囲でのみ要望に応じるという意見を仰っていました。これはフリートークのレッスンでもテキストレッスンでも、長くオンラインレッスンを続けたいなら非常に重要なアドバイスだと思います。

結局、給料に見合わない労力は続けられないからです。

あつこ先生の場合、テキスト(みんなの日本語を使用)学習の場合も、学習箇所の順番の入れ替えはしないと仰ってました。

このことで余計な時間や体力をレッスン準備に使用しない、すでによく計画されたテキストのカリキュラムに沿うことで効率的な学習を提供することができるとのことでした。

きんぎょの場合は、テキストはテキストのカリキュラム通り、フリートークは毎日使えそうなネタを拾ってはコレクションしているのでそれを使用、生徒さんの要望があるレッスンはできそうなら引き受けるけど縁がなかったらサヨウナラ、という感じです。

日本語のオンラインレッスンを続けたい場合、知識や資格、経験も重要ですが、生徒さんの要望に答えてあげたい!という善意によって、自分自身が潰れないように気をつけることも大事だと思います。