めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

<その293> OJT fearturing HIKAKINさん

インターネットのニュースを見ていたら、日本を代表するyoutuber のヒカキンさんが登録者数1000万人目前だとか。すごいですね!きんぎょの登録者数も負けていません。ゼロの数がちょっと足りないだけです。ち、ちょっとね (ΦωΦ)

きんぎょはこのヒカキンさんの動画をときどきレッスンで使います。以前にも同じことを書いたかもしれません、ダブってたらごめんなさい。

だいたい初上級〜中級くらいの生徒さんに使います。テキストを使ってレッスンする生徒さんの場合がほとんどです。

初中級くらいだと日本語の先生以外とは日本語で話したことがないという生徒さんが多いです。日本語の先生(きんぎょ)が話す日本語で十分練習したら、次は「実地訓練」が必要です。かといって、日本人と話しておいでなんて言えないので、その代わりに教材としてヒカキンさんのyoutube の動画を利用します。 OJT fearturing HIKAKIN です。

このヒカキンさん、もともと著名なビートボクサーでもいらっしゃるので、とにかくご本人の声がいいんです!発声、発音もクリアーだし、問題発言や悪い言葉もほぼありません。なのに若い人らしい会話がふんだんにでてくるのできんぎょのお気に入りです。

これは重要なことで、例えばLGBTQに関することや女性差別問題などへの配慮や学びは(日本)語学習の上でも欠かせません。特にBLM運動以降、その流れは顕著になったと感じます。悪意はなかったとしても、言った(提示した)後で「そういうつもりではなかった、そういう意味ではなかった」では済まされない場合もあります。

実はきんぎょ、一度とある日本語教育の動画を宿題として送ったら「不適切だ」と生徒さんから指摘されたことがあります。女性差別につながるとのご指摘でした。これは非常に良い経験となりました。この時は結局その動画を使って、どこがどう不適切かを日本語で話そう!ということで決着がつきました。まだまだ理解しきれていないことや、気がついていないこともありますが、時代の流れを知って学ぶことは大事だなとしみじみ思います。

あと、視聴者は日本語母語話者が中心ですから、しゃべりに容赦がないんです(きんぎょの語彙力がなくてうまい表現がでてきません、ごめんなさい)。教材的な感じがないんです(当たり前ですが)。

きんぎょとしては、初中級くらいからは日本語母語話者が日本語母語話者向けに話す音声をたくさん聞くようにアドバイスします。

使い方。テキストレッスンの合間のお楽しみ企画的にやります。生徒さんのレベルにあったヒカキンさんの動画を一つ選んでおいて、事前に生徒さんにリンクを送り視聴しておいてもらいます。レッスンのときに、いつ・どこで・だれが・なにを・どうしたかや、感想を発表してもらいます。それから動画の中の印象的なフレーズやイベントをテーマに話をします。だいたい20分〜30分くらいですね。