きんぎょも一応ビジネス日本語のレッスンをしています。
先日、面白いレッスンがありました。
生徒さんが普段仕事で話す日本語で話し、きんぎょは一般的なビジネス日本語で話す、というものでした。ロープレみですね。話しながら間違いを正したり、どんな印象がするかなどを確認しました。
何が面白かったかというと、生徒さんは意図的に一切婉曲な表現(謙譲語や尊敬語を含む)を使わないのです。能力としては、理解し、聞き取れるし、話せるのですが、意図的に使わないのです。なんでやねん?(ΦωΦ)
生徒さんに、どうして謙譲語や丁寧語をあえてつかわないの?と聞きました。
「きんぎょ、遠回しな表現やめてごらんよ。交渉も仕事もサクサク進むよ。」
ほーーーーーーーーー!そうなんっすか!
きんぎょが若い頃は、職場のビジネス講座で「婉曲表現や丁寧な話し方はビジネスの潤滑油です」と教えられましたが、まさかそれこそがサビの元ですとな!?
生徒さんの会話自体はほぼデスマス調なので、別に失礼な感じはしません。相手がだれでもこの調子だそうです。もともと非常に論理的な話し方をする方なので、話している印象は、特徴的な三角と四角のメガネをご愛用の某成田先生のような感じです。
きんぎょのビジネス日本語はそれぞれの要望に合わせたカスタムコースです。生徒さんの職業や勉強したい分野に集中して行います。
ちなみに「ビジネス日本語」といっても、「仕事をするにあたり必要な日本語やそれに付随する知識」という共通点だけで、実際には生徒さんによって要望がかなり違います。
例えば、大手企業のシステムエンジニアの生徒さんと、日本で自分で外国語教室をしている自営業者の生徒さんでは勉強したいことが全く違います。
ですので「ビジネス日本語をしたい」という生徒さんの場合は、少し時間をかけてどんな事をどの程度勉強したいのかを確認するようにしています。